浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】川崎戦に向けた調整。右ストッパーは加賀を試す(2015/11/5)

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残り2試合。川崎戦に向けて

穏やかな秋の陽気に包まれた11月5日。午前10時から川崎戦に向けての練習が、始まった。

昨日、体調不調で練習を休んだ西川周作選手は、コンディションも回復し休んだことを感じさせないパフォーマンスを見せていた。また、左足ふくらはぎ軽い肉離れ離脱している永田充選手は、今日も別メニュー。右足に張りをかかえている那須大亮選手も腰痛で別メニューだった。高木俊幸選手は、全メニューをこなして問題は無いように思えた。しかし、足に違和感がある関根貴大選手は、大事をとってアップのみの参加となり、別メニューで軽いランニングのみで調整した。斎藤翔太選手は、天野コーチの下でトレーニングを行なった。

ハーフコートのミニゲームでは、次節川崎戦の出場停止となる森脇良太選手のポジションに加賀健一選手が起用されていた。ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、加賀、MF宇賀神、阿部、柏木、梅崎、武藤、興梠、FWズラタン。ビブなし組は、GK大谷・岩舘・福島、DF橋本、森脇、岡本、MF茂木、鈴木、青木、石原、高木、石原、FW李。

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1本目の開始前にミシャ監督は、加賀選手を呼び止めて細かい指示を与えていた。立ち上がり主導権を握ったのは、ビブなし組であった。平川忠亮選手からのピンポイントクロスを合わせた李忠成選手のヘディングシュートは、クロスバー直撃!!

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ビブなし組は、ボールを奪ってからサイドへと早い展開を見せて、両サイドから積極的にクロスを入れて来た。しかし、徐々に流れはビブ組へ。槙野智章選手が起点となりワントップのズラタン選手やワイドの宇賀神友弥選手と中と外を上手く使い分けてバランス良い攻めを見せ始めた。

槙野選手から左の宇賀神選手へと縦パスが入り、宇賀神選手のクロスに右ワイドから走り込んで来た梅崎司選手が綺麗に合わせてゴール右隅へと叩き込んだ。

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ビブ組は、ビブなし組の前線3選手に対し3DFがしっかりと付き、ビブなし組の前線がオフザボールの動きで空けたスペースを埋める守備を両ワイドの選手が下がり5DFを見せていた。

ビブ組は、5DFになりながらもしっかりとした守備から、ボールを奪うと早い展開でコンビネーション良く攻撃を仕掛けていた。

2本目は、両チームの前線の3選手をそっくり入れ替えて行なわれた。始まる前に、那須大亮選手が、マークに付いていたズラタン選手が退いて引っ張り出された時の裏のスペースや、サイドからシャドーへ展開した時の守備の動きなどを確認し、ミシャ監督から「引っ張り出されて裏を取られたら、フィニッシュだぞ!!駆け引きをしっかりしろ!!」と声が掛かった。

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2本目は、ビブなし組が主導権を握り、ビブ組が押し込まれた。ビブ組は、守備の意識が高すぎてしまったのか、中盤も退き気味になってしまい、前線が孤立してしまうシーンがあった。

3本目は、前線の3選手を1本目と同じ組み合わせに戻した。そして、開始前に「しっかりと前にダイレクトパスを出す。パスコースを探すのではない。(DFラインから)ボールを持ちだすなら、仕掛けて相手を引っ張り出せ!」とミシャ監督は、自らボールを動かしながら選手たちに檄を飛ばした。

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そして、3本目が始まっているにも拘らずに、青木拓矢選手を呼び止めて熱心に話をしていた。話しが終わると青木選手はミニゲームへと戻り、中盤でバランスを取りながら攻撃的な姿勢を見せていた。

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数的優位な状態で始まったビブ組が主導権を握り続け、梅崎選手から大きく逆サイドの宇賀神選手へと展開し、宇賀神選手のクロスをズラタン選手と興梠慎三選手がクロスをする動きから、ファーでズラタン選手がゴール前に落として、興梠選手がシュート!!しかし、決め切ることが出来なかった。

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1本目や2本目と比べてビブ組は、前線から激しいプレスを掛けていたが、ズラタン選手の激しいプレスを冷静に森脇選手が振り切るシーンがあった。前線からのプレスによりパスコースが限定されて、中盤でボールを奪い攻守の切り替えが良かった。

主導権を握ったビブ組であったが、ラストゴールはあっさりとビブなし組が決めた。石原直樹選手からグランダーのクロスがゴール前へと入ると、スルーした李選手の後ろから高木選手が上手く合わせてゴールネットを揺らした。頭脳プレーでみせた見事な連携ゴールであった。

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約1時間30分で練習が終わったが、穏やかな陽気に誘われてピッチの中でのんびりと話し込む選手や、宇賀神選手と岡本拓也選手、梅崎選手のクロスに合わせて、石原選手や武藤雄樹選手、高木選手たちがシュート練習をしていた。

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また、ミシャ監督は練習後に、那須選手、槙野選手、興梠選手、阿部選手、柏木選手を集めて話しをしていた。柔らかな秋の日差しの中で、選手たちは思い思いの時間を過ごしていた。

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