浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日の福岡戦に向けて軽めの調整(2016/3/11)

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ホーム2連敗は避けたい浦和は、福岡を埼スタで迎え撃つ!!

春雨が降り、気温5℃と冷え込んだ3月11日。東日本大震災から5年の月日が流れた。練習が始まる前に、被災地を思い黙祷が捧げられた。

16日水曜日には、アウェイの広州でACLを控えていることを考慮し、基本のボール回しやパス練習とステップワークのトレーニングのみ行い、40分ほどで練習を軽めに終えて福岡戦に備えた。西川周作選手と大谷幸輝選手は、土田コーチの下で福岡戦を想定し基本練習後にアーリークロスに対する飛び出しやキャッチング、ミドルシュートストップ練習を行っていた。また、前線からプレスを意識してペナルティーエリア内でボール回しを行っていた。

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軽めの練習メニューだったために、選手たちは自分自身の課題に取り組み居残り練習をしていた。伊藤涼太郎選手と関根貴大選手、高木俊幸選手、駒井善成選手は自分たちでゴールを用意して、関根選手のクロスに合わせるようにシュートを放ったり、ドリブルシュートなど練習をしていた。

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西川周作選手と福島春樹選手、森脇良太選手と永田充選手、遠藤航選手と青木拓矢選手は、それぞれがコンビとなってロングフィードを意識して正確なロングボールを蹴っていた。

槙野智章選手は負荷を掛けるランニング、柏木陽介選手は坂道ダッシュ、平川忠亮選手や橋本和選手は1人黙々とコンディションを調整するためにランニングを行っていた。また、石原直樹選手や興梠慎三選手、李忠成選手、ズラタン選手、武藤雄樹選手たちは、ミドルシュート練習やパス交換からのシュートで汗をかいていた。

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それぞれが、自分のコンディションに合わせ、課題を持って居残り練習に取り組む中、最後までランニングしていたのは、加賀健一選手と橋本和選手であった。また、那須大亮選手も天野コーチにサポートしてもらいステップワークからヘディングやサイドに大きく展開するロングパスなどに取り組み、1時間以上も居残り練習を行っていた。
なお、イリッチ選手は室内でコンディション調整となった。

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ペトロヴィッチ監督「悪いホームゲームを取り返すために、違った結果、違った姿を見せないといけない」

練習後、ミシャ監督は「今日は、3月11日。5年前、東日本大震災が起きた日です。沢山の方々がお亡くなりになり、多くの家族の方々が住んでいた町を離れないといけなくなった。今もなお、苦しんでいる方々が沢山いる。そうした日常を取り戻せてない方、サポートが必要な方が沢山いる。浦和は、引き続きサポートをしていきたい。日常を取り戻せるように支援していきたい。お悔やみを申し上げ、またお見舞い申し上げます」と話した。

そして、福岡戦に向け「福岡は守備がオーガナイズされている。堅い守備から奪って素早いカウンターがある。ホーム開幕となった磐田戦で悪いホームゲームを取り返すために、違った結果、違った姿を見せないといけない。サポーターと共に戦い、喜びを分かち合いたい。7人の選手が代表で磐田戦のあとに抜けていた。木曜日に揃ってミーティングを行った。磐田戦で何が足りなかったか、修正点を選手と話した。何が良くなかったか、自覚が出来た。遣るべきこと、修正することの整理は出来た」と話し、磐田戦の敗戦をバネに福岡戦に向けて修正は出来ているようだ。

J1昇格組の磐田にホームで敗戦を喫した浦和は、同じくJ1昇格組の福岡に敗戦する訳にはいかない浦和のプライドがある。ましてや、ホーム2連敗は許されない。今週、代表7選手がいない中で、ゴール前を固めた堅い守備をコンビネーションで中から崩す練習をしてきた。浦和のプライドを掛け、福岡を圧倒するぐらいの勢いで勝利を収めたいものだ。

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