浦和フットボール通信

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【河合貴子の試合レビュー】今日のポイント「粘り強い守備でアウェイゴールを許さず」

今日のポイント!!

西川周作選手を中心に浦和のDF陣は、ソウルの得点力があるアドリアーノ選手を良く抑えたと思う。アドリアーノ選手が放ったシュートは、前半3本、後半1本であった。

最後、ソウルがパワープレーを仕掛けてきた時に、ズラタン選手をDFへとポジションチェンジした。ズラタン選手は「特に、相手は背が高い。浦和は平均身長が低い。最後、相手はロングボールを使って来たのでチームのために変更も重要だ。試合の流れを読みながら、失点をしないことが重要だった。守り切ることが出来た」と嬉しそうに話していたが、正直、練習でも見たことが無かったのでハラハラしてしまった。

このような形になるに前に、流れの中から2~3点獲れれば良かった思う。しかし、サイドから良い攻撃の形は見られたものの、浦和の得意するコンビネーションからの崩しはできなかった。

ソウルの中盤でワンボランチのオスマール・バルバ選手が真ん中に構え、高萩洋次郎選手とチュ・セジョン選手がオスマール・バルバ選手の両脇にポジションを取ると本当に難しかった。

興梠慎三選手は「5番(オスマール・バルバ選手)上手いね。あそこを越えてパスが出て来たらチャンスが作れた。5番は良いポジションを取っていた。陽介(柏木選手)からの縦パスは厳しい感じだった。ウガ(宇賀神選手)から俺に入って来るのでゴールが狙える。サイドはどこのチームでも空いてくる。ソウルは両サイドが下がって5バックになったけど、サイドを突ける」と第2戦に向けてゴールを狙うイメージを作れた。

高萩選手は「内容的には、次の試合でチャンスはある。不運な形で失点したのは痛かった。まだ1試合。180分と考えていく」と悔しそうに話していた。

流れの中でソウルから得点は取れなかったが、勝ったのは浦和だ。ソウルにアウェイゴールも許さなかったことは大きい。第2戦ソウルでの闘いで、浦和がアウェイゴールを決めれば優位に立てる。第1戦の勝利を守る闘いではなく、第2戦のアウェイゴールに繋がる糸口を見つけることが出来き、また相手の攻撃を潰す策が練れる試合であった。対FCソウル戦は1週間のハーフタイムに入った。

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