【河合貴子の試合レビュー・今日のポイント】カップ戦で気持ちが切り替わり、闘う姿勢が前面に出て快勝
今日のポイント!
リーグ戦で自信を失っていた浦和の選手たちに笑顔が戻って来た。ピッチでは、本当に楽しそうにノビノビとサッカーをしていた。
吉田監督は「いろんなプレッシャーを受けて消極的になっていた。カップ戦になって、気持ちも切り替わっていた。負けても良いから、思い切ってミスしても良いからやろう」と選手たちに声を掛けてピッチへと送り出していた。
本来、浦和が持っている前線から嵌め込む連動した守備が上手く行き、攻守の切り替えも良かった。そして、何よりも気持ちが籠もったプレーがピッチの中に沢山溢れていた。
浦和が放ったシュートは、前半10本、後半12本。対する岡山は、前半1本、後半0本であった。岡山のキープレーヤー宮間選手がいなかったが、力差の見せつけられたのは、ミスを恐れずに、闘う姿勢を前面に出したメンタルだ。
吉田監督は「今日は、良かったけどまだまだだ」と身を引き締めた。再三のチャンスを生かし切れなかった白木選手は「仕掛けようとゴールの意識を持ってやった。自分で決めたかった」と悔しがっていた。長野選手は「次、負けたら、今日の勝利は意味がない」と厳しい口調で話していた。
岡山戦の完封勝利を次節新潟戦(6月19日浦和駒場)の勝利へと繋げて、一戦一戦確かなものにしていきたい。