Report by 河合貴子

イリッチ「非常にコンディションが上がってきている」

リオデジャネイロオリンピックで遠藤航選手がチームを離れる期間、空いたポジションを埋める熾烈なポジション争いが始まった。１stステージ、コンディションが上手く調整出来ずに苦しんだイリッチ選手。チームにも環境にも慣れ、あとはリーグ戦の試合出場だ。

ミニゲームでは、長身を生かした守備だけでなく、球際にも厳しくいき、タイミング良く前線に上がるシーンも見られた。まだ、コンビネーションプレーには時間が必要な感じがするが、手応えはある。

イリッチ選手は「非常にコンディションが上がってきている。ピッチの中でも出せている。特に、攻守の切り替えでは行けるところは問題なくプレスを掛けられた。痛みはないしね。やっと身体が良い状態で、高い位置まで上がって、ボールを運べた」と笑顔を見せた。

そして「１stは自分たちの力を見せてきた。２ndも自分たちのことを信じてやるべきだ。１stで優勝出来なかったのは、力が欠けていたわけじゃ無い。年間を獲る可能性がある。最後まで信じてこのチームと一緒にいく。人生は、どんなことに関しても、努力しないと限りがある」と年間首位の座のために、試合出場を果たす努力をしていく姿勢を見せた。

浦和にやって来て半年、イリッチ選手にとって苦しい辛い時は、過ぎ去った過去だ。イリッチ選手は輝く未来を信じ、２ndステージでピッチに立って年間優勝を手にするために惜しみない努力を続けていく。