浦和フットボール通信

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【7/7 練習レポート】猛暑の中で柏戦に向けたトレーニング

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Report by 河合貴子

猛暑の中で柏戦に向けて汗をかく

息苦しくなるぐらいの猛暑日となった7月7日。2ndステージホーム開幕戦となる柏戦に向けての練習が午前11時から始まった。ズラタン選手と駒井善成選手は、ランニングとステップワーク中心のリハビリメニューをこなしていた。二人ともスパイクを履いていたのでチーム合流する日は近いと思われる。

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アップが終了すると、ハーフコートで柏を想定してニゲームが行われた。

ビブ組はGK西川、DF森脇、那須、遠藤、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、李、FW興梠。ビブなし組はGK大谷・岩舘、DF槙野、永田、イリッチ、加賀、MF高木、青木、伊藤、平川、FW石原、梅崎。ビブなし組は、柏を想定して4-4-2のシステムで挑んだ。

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1本目、始まる前にミシャ監督から「集中力を上げて!狙いとすることを頭にしっかりと入れてイメージ!しっかり周りを見て持ち出す!奪ったら出来るだけ早く前へ!」などと指示が飛んだ。選手たちは「行こうぜぇ!!」と気合いを入れてミニゲームが始まった。

主導権を立ち上がりから握ったのは、ビブ組であった。いつもの攻撃の組み立てで当てて落としてサイドへと展開してクロスを入れていった。しかし、ゴール前に立ちはだかるビブなし組の永田充選手とイリッチ選手の高さに勝てずにクロスに上手く合わすことが出来ずにいた。

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先制点は、関根貴大選手からビブなし組の左サイドバックに入った槙野智章選手がインターセプトしてそのまま持ち上がりカットインから勢い良く放ったシュートが決まった。

主導権を握るビブ組は、攻守の切り替えが早く両ワイドの戻りも良く守備にまわると5DFを形成するシーンが見られた。しかし、那須大亮選手が「ライン上げろ!!」と檄を飛ばし押し上げていた。

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ボールを保持するもののゴールが決まらないビブ組は、サイドチェンジで揺さぶりをかけようと試みて、関根選手が逆サイドに展開するも梅崎司選手にボールを奪われてしまい、梅崎選手が素早くゴールを狙ったミドルシュートが決まった。

主導権を握りながらもゴールが決まらなかったビブ組に対して、2本目が始まる前にミシャ監督から両ワイドのポジショニングの修正とビブなし組の4DFの裏をワイドの選手が狙う動きの修正がされた。

また「そのまま走るとオフサイドになりやすい。中に入りながらDFの裏をとる。ボールのないところでタイミング良く」と細かく指示が飛んだ。

すると、ビブ組の両ワイドの動きがゴールライン際からえぐる動きへと変化が出てきた。さらに中盤の柏木陽介選手のオフザボールの動きも良く、縦パスを入れて落としをもらうふりから前線を越えてゴール前に顔を出す動きも見えたり、前線3人がDF裏を狙うに合わせてスルーパスを狙ったりしていた。

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柏木選手からスルーパスでDFの裏に飛び出した李忠成選手が身体を投げ出してゴールを決めた。オフザボールの動きが良くなったビブ組であったが、球際に厳しいビブなし組に徐々に苦戦し始め、高木俊幸選手のクロスに石原直樹選手が放ったシュートのこぼれを梅崎選手が決めた。ラストゴールも貪欲に狙った梅崎選手のシュートであった。

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ミニゲームが終わるとミシャ監督は、ビブ組の興梠慎三選手、武藤雄樹選手、李選手に対して「アイディアは良いけど、相手に囲まれてしまったら一端下げよう」と声を掛けていた。

暑さにも負けず、攻守に渡りお互いに球際に厳しく集中したミニゲームであった。

そして、コンディションに合わせて居残り練習が始まった。柏木選手は、汗だくとなった練習着を脱ぎ一人でランニング。イリッチ選手とズラタン選手、高木選手と遠藤選手が仲良くランニングしていた。

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また、関根選手、石原選手、武藤選手、伊藤選手、宇賀神選手は岩舘選手を相手にシュート練習で汗をかいていた。青木選手はステップワークからヘディング練習。加賀選手は、いつも橋本和選手(神戸にレンタル移籍)と行っていた激しいステップワークに相棒が居なくても必死に取り組んでいた。

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また、青木選手は居残りシュート練習が終った武藤選手に「走る?!」と声を掛けて、いつも通り仲良し二人組で居残り練習の締めのランニングをしていた。この猛暑の中、最後までピッチを離れなかったのは、関根選手であった。関根選手は、土田コーチのペースに合わせるように黙々とランニングをしていた。

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