浦和フットボール通信

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【8/11 レッズ練習レポート】名古屋戦に向けて熱く激しく準備中

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過酷な暑さの中でも、名古屋戦に向けて熱く激しく準備中

(Report by 河合貴子)
今年から新たに設定された休日「山の日」の8月11日。ギラギラとした真夏の太陽が、厚い雲の中に隠れている午前10時過ぎから練習が始まった。暦の上では、立秋である。猛暑日となった昨日よりは、若干気温が下がっていたが、低温サウナのように蒸し暑さが選手たちを襲った。

アップ後に行われたミニゲームは、両サイドの幅を約5m短くしたコートで行われていた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部(青木)、柏木、関根、高木、武藤、FW李。ビブなし組は、GK岩舘・大谷、DF加賀、イリッチ、永田、MFユース橋岡、伊藤、青木(駒井)、駒井(ユース渡辺)、石原、梅崎、ズラタンだった。

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1本目、立ち上がり中盤から縦パスが入り主導権を握ったのはビブ組であった。柏木陽介選手の縦パスに李忠成選手が上手くDFラインの裏に抜けてシュートを放っていった。

ビブ組は、攻守の切り替えも早くビブなし組のロングフィードからDFの裏に抜けたズラタン選手に対して一瞬遅れた那須大亮選手であったが、ボールに対して寄せが早く後方からシュートコースを消しながら足を投げ出しズラタン選手にフリーでシュートを撃たさなかった。シュートを撃つタイミングを失ったズラタン選手が放ったシュートは、サイドネット。

また、阿部勇樹選手からのパスが森脇良太選手へと入った瞬間に「次にどうするか予想した。関根に行くから、シュート撃てるタイミングで動き出した」と武藤雄樹選手のオフザボールの動き出しでDFのマークを外してゴール前へ飛び込み、関根貴大選手のクロスを見事に合わせてゴールを決めた。

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縦パス、サイドからのクロス、逆サイドへの展開、後方からのロングボールなどダイレクトなプレーで多彩な攻撃をビブ組は組み立てていた。

押し込まれる形となったビブなし組であったが、青木拓矢選手からの優しいアーリークロスを槙野智章選手のマークを外して梅崎司選手がゴールへと流し込んだ。

2本目は、ビブ組の那須選手が外れて、DFラインの真ん中を阿部選手が任され、青木選手がビブ組みのボランチを任された。また、青木選手が抜けたビブなし組のボランチには駒井善成選手が、左のワイドにはユースの渡辺陽選手が起用された。

1本目はビブ組が主導権を握っていたが、2本目は様子が一変、ビブなし組が主導権を握っていった。橋岡大樹選手が思いっ切り良くミドルシュートを狙って来た。そのこぼれ球を拾って厚みのある攻撃を見せるビブなし組の流れから、駒井選手が頭で押し込みゴールを決めた。

ビブなし組は、ブロックを作って守る守備ではなく、ゾーンDFで人に付く守備を見せボールと人に対して厳しく粘り強い守備を魅せていた。そして、ビブ組のパスミスを見逃さなかった加賀選手がインターセプトして、攻守の切り替え早く梅崎選手へ、尽かさず梅崎選手がシュートを放つもゴールわずか左へと外れてしまった。

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なかなか、攻撃の糸口が見つからないビブ組であったが、槙野選手が積極的にゴールへと向かう姿勢を見せて強烈なミドルシュートを放っていった。しかし、こちらも枠を捉えることが出来なかった。

ラストゴールは、柏木選手の狙い澄ましたミドルシュートがあっけなく決まって練習が終了。

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1時間ほどの練習であったが、サイドからドリブルで崩すと言うよりも軽快なパスと動きのコンビネーションで攻撃を組み立てて相手DFを崩すイメージが見られ、名古屋戦に向けて良い調整が出来ていると感じられる内容であった。

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