浦和フットボール通信

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【河合貴子の試合レビュー】今日のポイント!「DFリーダー那須大亮選手が頼もしく輝き、難敵鳥栖を完封!」<槙野、森脇、西川コメントあり>

今日のポイント!!

年間首位と2ndステージ優勝を目指す浦和にとって、川崎を追撃するにあたり勝利は必須である。得失点差を考えると、鳥栖戦を完封勝利で飾れたことは大きい。西川周作選手は「無失点!良かった」と本当に嬉しそうであった。

鳥栖の決定的チャンスと言えば、試合を通して2本ぐらいしかなかった。だが、浦和が先制点を決めた直後、ムスタファ・エル・カビル選手のシュートを西川選手が良く止めたと思う。

西川選手は「得点した後にすぐに失点したり、代表での経験が生きた」と話していた。あそこで鳥栖に同点にされていたら、明らかにゲーム展開は変わっていたと思う。

また、立ち上がりゲームの流れが悪かった中で那須大亮選手が、DFラインを統率してしっかりと押し上げて行き、セカンドボールが拾えるようにコンパクトに保っていた。

槙野智章選手は「DFリーダーとなる那須選手が真ん中に入って、僕たちを最後まで押し上げるラインの調整をしてくれた。相手のロングボールもズルズルと下がらなかったし、鳥栖の攻撃がそんなに恐くなかった。僕たちのラインが下がることは、相手の思う壺だし自分たちが相手の良さを消す展開だった。危険じゃなかった」とDFリーダーの存在を話した。

森脇良太選手も「1mでも上げる努力をしたいと思っていた。相手がバックパスをしたのなら、ラインを上げる作業はキツいけどやって行こうと言っていた。那須選手も声を掛けてくれるので、良いところが出せた。結局、鳥栖の狙いは僕らがボールを持って攻めているときに、打ち込んだところを獲って素早くゴールに直結させることだった」とDFラインに押し上げを意識してプレーしていた。

後半は、鳥栖にボールを保持させてしっかりとブロックを作り良い守備から良い攻撃へと狙いを持つことも出来た。

森脇選手は「鳥栖にボールを持たれても恐くなかった。入れられてもガツガツ行けてたし、浦和には球際に強い選手もいる。非常にコレクトなゲームが出来た」と話し、宇賀神友弥選手「全体がコンパクトに出来て、集中力切らさずにいけた。那須さんもハイクオリティーなプレーをしている」と那須選手の存在は大きかった。

ミシャ監督は「前からプレッシャーを掛けて行くのか、退いてブロックを作り守るのか、難しいゲームだった。我々は、しっかりと狙いを持ってメリハリをつけ、自分たちの狙いとする闘いが出来た。選手たちに合格点を上げたい」と満足そうに話した。

西川選手のスーパーセーブがあったとは言え、DFラインの押し上げや守備ブロックの構築などDFリーダー那須大亮選手が頼もしく輝いていた。

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