浦和フットボール通信

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【9/19 FC東京戦前日レッズ練習レポート】槙野欠場で、宇賀神が左ストッパーか?

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(Report by 河合貴子)

FC東京戦に向けて、気合い充分!!準備万端!!

スッキリしない天候となった9月16日。しかし、浦和の選手のたちの表情は、晴れやかであった。午後12時過ぎから次節FC東京戦に向けて練習が始まった。昨日の練習も槙野智章選手は、ランニングのみの別メニューでコンディションを調整を行っていたが、鳥栖戦のリバウンドが出て両足に張りがあるため室内での調整となり、次節FC東京戦は欠場する可能性が出て来た。

アップ終了後に行われた恒例のミニゲームでは、昨日同様に左ストッパーを宇賀神友弥選手が任されていた。

1本目のビブ組はGK西川、DF宇賀神、遠藤、森脇、MF関根、阿部、柏木、駒井、高木、武藤、FWズラタン。ビブなし組がGK大谷・岩舘、DF平川、永田、イリッチ、加賀、MF那須、青木、伊藤、石原、FW興梠、李。

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ミシャ監督からは「選択肢を沢山もって」とパスコースやドリブルなど攻撃のバリエーションを多く持つことが要求されていた。

立ち上がり、ゴールに向かう積極的な姿勢を見せたのは、ビブ組であった。宇賀神友弥選手が、オーバーラップしてカットインから得意な宇賀神ゾーン(ゴール向かって左斜め45度)で豪快な目が覚めるようなゴールを決めた。

しかし、ビブなし組もボランチに入った那須大亮選手がシャドーの一角をマンツーマン気味に付くと、しつこいマークを嫌がる武藤雄樹選手の動きがあり、高木俊幸選手のポジションチェンジするシーンもあった。

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ミニゲームは、お互いに攻守の切り替えが早く一進一退の攻防を魅せていた。ビブなし組の両サイドバック平川忠亮選手と加賀健一選手がビブ組のワイドの選手の裏を突く動きを見せて、クロスを入れていった。

左サイドバックの平川選手のクロスを興梠選手が落とし、那須選手がミドルシュートを放ったり、加賀選手のクロスに李選手が飛び込んだりすると、ビブ組も駒井善成選手のアーリークロスをファーサイドで合わせた高木選手のシュートがポストに直撃!お互い意地を見せて行く中、興梠選手の豪快なシュートが決まった。

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2本目 阿部勇樹選手が外れて天野コーチがビブなし組の左サイドバックに入った。

ビブ組は、3DFの真ん中を那須選手、ボランチを柏木選手と青木選手のコンビ、前線を興梠選手、李選手、高木選手の組み合わせとした。ビブなし組は、ボランチを伊藤涼太郎選手と遠藤選手のコンビ、2列目を平川選手と武藤選手、ズラタン選手と石原選手のツートップとした。

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ミニゲームが始まる前には、ビブ組のサイド後方からの攻撃の組み立ての動き出しに対して、ミシャ監督から細かく指導があった。

 

2本目、立ち上がりから「慎三!パーフェクト!」とミシャ監督が笑顔を見せるシーンが生まれた。森脇良太選手から興梠選手が退き気味でボールを受け、興梠選手がDFの裏を突く高木選手へと上手く合わせたパスが出たのだ。残念ながら、ほんの僅か高木選手の足が届かなかったが、ミシャ監督が求める組み立てをすぐに実践出来たのだ。

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更に、柏木選手のロングボールを関根選手が大谷選手と競り、そのこぼれを高木選手がヘッドで押し込んだ。主導権を握るビブ組であったが、西川選手のパスミスをカットした石原選手からズラタン選手へ、ズラタン選手がシュートを撃つと見せかけて石原選手へ、そして石原選手が冷静にゴールへと流し込んだ。西川選手のミスパスに、柏木選手も苦笑い。「俺が、悪い」と西川選手は、恥ずかしそうに反省していた。

1つのミスでリズムが崩れると、森脇選手から遠藤選手がインターセプトしてDF陣を交わして一人でゴールを決めた。

ラストゴールは、崩れたリズムを2失点から「ラインを上げよう!」と那須選手が気合いを入れ直したビブ組であった。柏木選手がボールを奪うと、素早く興梠選手へと縦パスを送り、興梠選手が豪快にゴールを決めた。

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練習後、ミシャ監督は「残り試合、全てが重要。FC東京は、素晴らしいチームだ。浦和に対して強い高いモチベーションで臨んでくる。厳しいゲームになる。浦和は、自分たちの狙いを持って強い気持ちで臨み、勝利して浦和に帰ってくる」と話した。

ミニゲームでは、ミスから崩れたもののしっかりと立て直すことが出来た。いろいろとコンビネーションを試す中で良い試合に向けて良い準備が出来ている。FC東京戦に向けて気合いを入れ直し、しっかりと無失点で押え、気持ち良く完封勝利を飾りたい。

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