浦和フットボール通信

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【無料記事/選手ミニコラム】対G大阪。時が流れても変わらぬ思い

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あの日、あの時、心に深く刻まれた悲しく切なく悔しい思いは、どんなに月日が流れても消えることは無かった。浦和が栄光を掴み掛けると、陽炎のように手のひらから消えていく。何度も、何度も浦和の栄光を前に立ちはだかった大きな壁はG大阪であった。

今シーズンの1stステージもG大阪に敗戦して優勝戦線脱落した。

2016年の輝かしい新年を迎えるはずだった天皇杯決勝、浦和の前に立ちはだかったのはG大阪だった。昨シーズンのチャンピオンシップも・・・。1stステージ無敗優勝を決めて年間2位だったのに、準決勝で年間3位のG大阪に負けた。

2014年、「真の日本一」に輝くはずだった。埼玉スタジアムでG大阪に勝っていれば・・・。
浦和を愛する人々の心に刻まれた深い傷は、未だに癒やされていない。

武藤雄樹選手は「やっぱり、ガンバ戦は順位と言うよりも何回も悔しい思いをさせられている相手だ。勝ちたい!優勝するには勝たないといけない」

ズラタン選手も「チャンピオンシップに負けたり、過去に苦い思いを味わっている」

宇賀神友弥選手は「ガンバにリベンジじゃないが、ホームで勝って優勝に向かって突っ走りたい。34分の1じゃない。1stステージは良いプレーが出来たが勝てなかった。2ndに掛ける思いもある。浦和が勝てば、G大阪のチャンピオンシップ出場の可能性が無くなる。年間チャンピオンを目指す節目の試合だ」

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西川周作選手は「2014年、G大阪に勝てば優勝だったと力が入り、相手にチャンスで決められた。その経験を生かす時だ!!戦術と言うより、本当にやってきたことが出来るかだ。集中してやっていく」

何度も、何度も味わった潰された栄光。浦和の栄光を踏みにじったのは、G大阪ではなく浦和自身だった。G大阪戦を前に選手たちの思いが、心に刻まれた傷を抉る。この壁を乗り越えなければ、浦和を愛する人々の心に刻まれた深い傷は癒やされることはないだろう。

G大阪戦は、リベンジではない。浦和が「真の日本一」に価するか全てにおいて試される試合だ。最後の笛が鳴るまで、共に闘い、「真の日本一」へと駆け上がる。どんなに時が流れても、変わらぬ思いがピッチにあった。今回こそは、違う!選手たちの目は輝いていた。

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