浦和フットボール通信

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無料記事:2年連続の得点王、菅澤選手が新加入「得点王を獲得できるように頑張りたい」

記者会見が終わり、ユニホームに着替えて記念写真。

記者会見が終わり、ユニホームに着替えて記念写真。

(Report by 河合貴子)

新加入の6選手

2年連続得点王に輝き、ジェフユナイテッド市原・千葉から移籍してきた菅澤優衣香選手は「チームで優勝目指して頑張りたい。個人的にも得点王をまた獲得できるように頑張りたい」と話した。

また、石原監督は「日本の中でも優秀なFWだ。得点王も獲っている。チームの中で、昨年は得点のところが上手くいっていなかったので、ゴール前の仕事と言うか得点に拘ってやっていって欲しい」と得点力に期待を寄せた。具体的に目標とするゴール数を質問されると、「今シーズンの得点・・・」と少し考え込んだ。

2014年、2015年なでしこリーグ得点王の菅澤優衣香選手。座っているだけでもオーラがあって貫禄が違う。

2014年、2015年なでしこリーグ得点王の菅澤優衣香選手。座っているだけでもオーラがあって貫禄が違う。

その様子も見た石原監督が「20点ぐらい?!」と助け船を出して顔を覗き込むと、菅澤選手は「一番多く獲ったシーズンが20だったので、20点を目標にやっていけたら良い。ヘディングだったり、ポストプレーが得意」と身長168㎝の高さを武器にして闘っていく。

また、移籍に関して「ジェフレディースに4年間在籍していたこともあり、何かしら環境を変えて新たなチャレンジをしたい。浦和と試合をしたときに、ゴール前までのボールの運びだったり、ゲームの作りだったり一緒にやってみたいという思いがあった。なので、浦和を選ばせて頂いた」と話した。

筑波大学から加入のMF山守杏奈選手。

筑波大学から加入のMF山守杏奈選手。

昨シーズン、筑波大学から特別指定選手として在籍していた山守杏奈選手は「今シーズンは、自分自身がまず成長して、優勝に貢献出来るように頑張る。前を向いてボールをもらったスピードあるドリブルだ。昨シーズン、なでしこリーグで出場したときも自分自身のストロングポイントだと思った。昨シーズンは、怪我も多くて試合に絡むことが少なかった。今シーズンは、1試合でも多く出場したい」と話した。

石原監督は「昨年から強化指定できている選手。日本の中でも分かって、仕掛けて突破出来る選手。シュートまでいける彼女に期待している」と突破力に期待を寄せた。

昨シーズンよりも、少し身長も伸びて女らしくなった長野風花選手。

昨シーズンよりも、少し身長も伸びて女らしくなった長野風花選手。

昨年U-17日本代表でキャプテンを務めワールドカップで活躍し、最優秀選手にも選ばれた長野風花選手が、ユースから昇格。

「6年間お世話になったこのクラブで恩返しが出来るように頑張る。今までは、ユースに所属しながらレディースと掛け持ちだった。レディースの試合の出場機会がなくても、ユースの試合には出られた。でも、今シーズンからそうはいかない」と身を引き締め「ワールドカップで世界と戦って、自分自身の世界での立ち位置を知ることが出来た。自分のストロングポイントを最大限に生かしていく」とレギュラーの座を狙う。

そして、自身の課題として「得点力だ。最後の最後で仕留めるのがまだまだ。アシストだけでなく、もっとゴールに貪欲になる。あと、当たり負けない身体。今までは、同年代とやって通用する部分があったが、なでしこリーグにはいろんな年代の選手たちがいる。そこで当たり負けていたら自分のプレーが出来なくなる」と闘争心を剥き出しにして目をギラギラ輝かせながら話した。

石原監督は「運動量や状況判断を凄く持っている選手だ。それをトップの中でやっていって欲しい」と絶賛していた。

レディースユースから昇格のDF長嶋玲奈選手。

レディースユースから昇格のDF長嶋玲奈選手。

ユースから昇格したDF長嶋玲奈選手は「ユースから昇格出来たことをとても嬉しく思っている。一日も早くチームに貢献出来るように頑張る」と話し、「自分はどんな時でも落ち着いたプレーや落ち着いた判断をすることだ。1試合でも試合に多く出場して、ゴール前での身体を張ったプレーをしていきたい」と自身のストロングポイントを自信たっぷりに話した。

石原監督は「本人も言っていたが、凄く冷静な選手だ。ボランチも出来たりDFラインも出来る。レッズの中では、ボランチもセンターバックも出来るのは彼女ぐらいだ」と話し「あ、乗松も出来ますけど・・・。今シーズンの最初はいないので、彼女に試合に出て欲しいと期待している」と話した。

レディースユースから昇格のDF南萌華選手。

レディースユースから昇格のDF南萌華選手。

ユースから昇格したDF南萌華選手は「ユースから引き続きたくさんの方に支えられているこの素晴らしいチームで、素晴らしい環境の下でプレー出来ることに感謝したい」と感謝の言葉を述べて「チームでは、1試合でも多く出場しチームの勝利に貢献出来るように頑張りたい」と抱負を話した。171㎝と大型なDFの南選手は「背が高いこともあり、ヘディングが得意。また、守備だけでなく攻撃のCKから得点に絡んでいきたい。ベテラン選手がDFにいるので、その中でもレギュラー争いに加わっていけるように頑張る」とポジション争いに名乗りを上げた。

石原監督は「昨年は怪我もあって最後は試合に出られなかったが、この年代では1番優秀なDFだと思っている。長船だったり高畑とか経験豊富なDFがいるが、割って入ってレギュラーになって欲しい」と話した。

JFAアカデミー福島から加入の大熊良奈選手。

JFAアカデミー福島から加入の大熊良奈選手。

JFAアカデミー福島から新加入した大熊良奈選手は、埼玉県出身の選手だ。「高校生からなでしこリーグという幅広い女子が多く在籍するので、少しでも試合に出てチームに貢献したい」と少し緊張気味に話した。

「私は、スピードがあると思うので、スピードに乗ったドリブルやターンからのシュートが得意だと思っている。少しでも多く試合に出場して得点を獲りたい」とゴールに貪欲な姿勢をみせた。

石原監督は「身長もあって、スピードもある。得点の感覚も持っている。高いレベルの中でどのぐらいやれるのかなと期待している。早くフィットして試合に絡んで欲しい」と話した。

浦和レッズレディースは、石原新監督の下で人間性を高めながら闘う女の集団として優勝を目指していく。

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