浦和フットボール通信

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進昂平(Y.S.C.C横浜)インタビュー 「戦う姿勢プラスアルファで自分の特長を出していきたい」


1986年に「横浜スポーツクラブ」として創設されたY.S.C.C.横浜(横浜サッカー&カルチャークラブ)は地域に根ざしたクラブを理念として、幼稚園児から社会人までが活動している総合型地域スポーツクラブだ。2014年からスタートしたJ3にも参加しており、トップチームがJリーグを舞台に戦っている。

樋口靖洋監督就任3年目となる今季はチームの完成度も上がり、第2節のFC東京U-23にホーム三ツ沢で勝利するなど、サポーターの期待感も高まっている。何より印象的なのは、ホームスタジアムのニッパツ三ツ沢球技場でのアットホーム感だ。メンバー外となった選手や、売店のスタッフ、サポーターまでの距離は近く、クラブで活動する子供たちもスタジアムに応援に集まる。まさにファミリーという雰囲気があり、Jリーグが目指す百年構想の総合型地域スポーツクラブの姿がそこにあると感じた。

そのY.S.C.C.横浜に今季加入した進昂平選手は浦和レッズアカデミー組織から東京国際大学を経て、今季加入したFW。浦和レッズのアカデミー時代は、現在ブンデスリーグのインゴルシュタットで活躍する関根貴大選手と同期で活躍して、関根選手が永遠のライバルと公言している選手だ。その進昂平選手にJリーガーデビューを果たした思いなどを訊いた。

―Y.S.C.C.横浜に入ってみて、どういうチームのイメージを持っていますか。

色々なチームも見てきましたが、Y.S.C.C.の選手は一人一人がプロフェッショナルだなと思っていて、サッカーに対してみんな真剣で練習も早くから来て身体を作ってくるというのが当たり前にできているチームなので、そういった環境の中でやれるというのが自分の中では大きな刺激になっています。

―自分としてはどこをストロングポイントとしていて、まずはレギュラーポジションを奪うことが目標になっていると思いますが、どのようなテーマを持って日々取り組んでいるんでしょうか。

自分の特長は裏に抜けたプレーだと思っています。そこで他の選手達の違いを作ることをしていかないといけないと思っていますし、相手のディフェンスラインとの駆け引き、そこでのプレーを徹底して、どんな試合でも裏を取って相手の脅威になるプレイをしていきたいと思います。そして、どんな短い時間でも結果を出さないといけないと思っているので、そこが一番の目標です。

―試合中にベンチから大きな指示を監督から受けている場面もありましたが、どのようなことを監督から求められていると思っていますか。

裏を取ってキープしろということをゲーム前からも言われていたので、その部分を監督からは求められていたと思います。まだ自分が裏に抜け出すタイミングでボールが足元に来てしまったりすることがあったり まだ噛み合っていない部分もあるので、そこは徐々に改善していければと思っています。裏に抜け出せなくてもキープしてボールを失わないプレーをしないといけないので、どういう場面でも臨機応変に対応できないといけないと思っています。

―FC東京U-23戦では、いいシュートの形もありました。

その前の試合では、打てる場面でも打てなかったということがあったので、少しでも打てる場面があったら自分の足を振って行こうと思っていました。そういった思い切ったプレーは良かったプレーの一つだと思います。

―ユース時代から見ているレッズサポーターも注目していますが、進選手のプレーの印象を口々に言うのは、気持ちが入っているプレーをする選手だと言っていますが、自分ではどう感じていますか。

自分は負けず嫌いなので、どの試合も勝ちたいという気持ちで臨んでいますし、戦う姿勢というものは当たり前に持っていけないものだと思っているので、それプラスアルファで自分の特長というものを出さないといけないと思っています。勝ちにこだわる姿勢というものはサッカーをやっていたら当たり前についていけないと僕は思っているのでそこに関しては意識しているというよりも、勝ちにこだわってやっているというのが一番だと思います。

東京国際大学を経て、Y.S.C.C.の入団となりましたが、大学でプレーすることでの変化はありましたか。

大学とユースのサッカーは全く違ったので、大学では自分の苦手なプレーを求められることも多かったです。ユースの時にやっていたプレー以外のことを大学では意識をして行っていたので、プレーの幅という面ではすごく広がったなと思っています。

―今年のY.S.C.Cは変わったなという声もあるのですが、その期待感というものは感じていますでしょうか。

僕が中学生の頃から意識していたのは、自分のためにというよりは人のために戦うということで、そこを意識しつつ期待に応えられるように結果を出さないといけないと思っています。

―Y.S.C.Cのサポーターはもちろんのこと、レッズサポーターも進選手の活躍を非常に期待していますので、頑張って下さい。

まずは結果を出して先発をつかみ取るというのが一番近い目標になります。そこからチームとしても個人としても上のレベルでやれるように頑張らないといけないなと思っています。

Y.S.C.C横浜

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