浦和フットボール通信

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「サッカーと温泉で、家族の思い出作りを」 Tsubo旅〜坪井慶介と楽しむ温泉サッカー

11月27日(土)#ツボ旅 〜坪井慶介と楽しむ温泉サッカー〜群馬県 猿ヶ京温泉 源泉湯の宿 千の谷1泊2日(HIS)

元浦和レッズ坪井慶介さんが、温泉とサッカーが楽しめる「Tsubo旅」を展開する。この企画の思いなどについて訊いた。

山口で温泉の魅力を知る

僕自身の原点であるサッカーを色々な地域で出来て、楽しんでほしい。そして個人的にもともと温泉好きだったので、日本の素晴らしい温泉と結びつけて何かできないかと考えていて、今回の企画ができました。またコロナの影響で、緊急事態宣言が出て、各地の温泉地も厳しい状況になっていると思います。温泉好きの人間からしたら、そのような温泉地に何かできることはないかと思い、僕にできることはサッカーなので、今回のツボ旅を通じて、サッカーを皆さんとしながら、地域の活性化に少しでも役立てたいという思いもあります。

浦和レッズにいた時はなかなか温泉に行くことができませんでしたが、レノファ山口でプレーした時は単身赴任で行ったので一人で温泉に浸かる機会が増えました。山口には温泉が色々な街にあり、改めて温泉は良いなと思いました。僕が温泉好きになったきっかけの一つは交代浴でした。交代浴には疲労回復を促す効果があると言われていて、その身体のケアの目的もかねて温泉に行っていたのですが、一人でゆっくりお風呂に入ると、気持ち良くて心身のリフレッシュにもつながるなと感じていました。内風呂があったり、露天風呂があったり、色々なお風呂があって、一人でゆっくりお湯につかった時に、日本の温泉はなんてすばらしいんだと再確認することができました。

山口にいた時は、休みの度に車で山口県内の温泉を巡っていたのですが、本当に色々な温泉がありました。オススメで言うと、一の俣温泉はPHの濃度が高くて入った瞬間にトロっとした感じがする気持ちがいい温泉でした。萩と下関の間にある油谷温泉は、露天風呂に入ると、湾が見渡せる最高のロケーションで、温質もトロトロの温泉で気持ちが良かったです。山口県内の温泉を巡る中で、全国の温泉まで巡ったら、ものすごい面白いだろうなと思って、温質や成分も自分で調べるようになり、温泉ソムリエの協会が発行する、温泉ソムリエの資格も取ることになりました。

家族の思い出作りにしてほしい

コロナ禍で多くの方がなかなか思い出を作るようなキッカケがなかったと思うので、親御さんと子どもの思い出になれば良いなと思っています。少し遠出をして、一緒に食事をして、一緒にお風呂に入るというコミュニケーションも、良い思い出にもなると思います。さらにサッカーもできて、家族旅行としても楽しんでもらって家族の思い出作りの一つになってほしいなと思います。山口でも感じたのですが、温泉に入ることは裸の付き合いなので、温泉で話しかけたり、僕からも話したりして、色々な人と交流できる場でもありました。よく年配の方に「お兄ちゃん良い身体しているけど何をしているんだ」と聞かれたりもしました。コミュニケーションの場としても温泉は良い場所で、僕の家族も僕の影響で、よく子供達を温泉に連れて行ったので、温泉に行くぞというとうちの子供たちは喜んで行ってくれてコミュニケーションの場になっているので、家族と一緒となればさらに良い空間になると思います。

温泉ならではの壁がないコミュニケーションを取りたい

今回の場所である群馬県の猿ヶ京温泉は、僕が「SASUKE」という番組に出させてもらった時に、そのファーストステージの練習施設を自宅に丸ごと作っている方がいて、そこにお願いをして練習をさせてもらった場所です。練習に行った時に、前日に泊まって猿ヶ京温泉にも行ったのですが、山の中で非常にきれいな場所で、良い環境だなと思いました。大きな湖もあって、自然が豊かで癒しには抜群の環境です。猿ヶ京温泉は、比較的さらっとした温泉で、少し塩分が入っていて身体が良く温まる温泉です。その猿ヶ京温泉に行って、子供達とサッカーを通じて色々なことを触れ合いたいですし、サッカーの楽しさ、身体を動かすことの楽しさ、子供達のレベルも色々とあるかと思いますが、サッカーの厳しさ、こんな頑張らないといけないんだということも伝えていければと思っています。サッカーをした後は、ゆっくりと温泉に浸かって疲れを取る。そして身体を癒す。僕は長くサッカーをしてきたので、サッカーをした後に身体のケアをすることもすごく大事なことだということも伝えたい。サッカーをやるまでの準備から後片付け、アフターケアも大事だということも伝えられたらと思います。そして猿ヶ京温泉の地を楽しんでほしいと思います。山の中であっても海の近くであってもグラウンドがあってボールがあればサッカーができる。自分が楽しもうと思えば、どの環境でも楽しめるという気持ちをもって来てもらいたいなと思います。

メインは、子供たちとのサッカー、温泉を通じての触れ合いになりますが、親御さんにも楽しんでいただきたいと思っていますので、状況に応じては親御さんにもサッカーに入ってもらおうかと思っています(笑)もしかしたら身体を動かしてもらうかもしれません。それで疲れたら、温泉に入る。それで疲れが取れて気持ちいいということも実感してもらいたいです。感染対策をしながら許された範囲でのコミュニケーションですが、懇親会もありますので、色々な場所で親御さんとも色々なコミュニケーションを取りたいと思います。お子さんのサッカーについての悩みでもいいですし、色々なことを話せる機会が持てると思いますので、せっかく温泉地に行くので、壁を作らずに僕が山口の温泉で経験したように「お兄ちゃんちょっとこっち来いよ」ぐらいの感じで来てもらえれば良いと思います(笑)。

11月27日(土)#ツボ旅 〜坪井慶介と楽しむ温泉サッカー〜群馬県 猿ヶ京温泉 源泉湯の宿 千の谷1泊2日(HIS)

坪井慶介氏 プロフィール
四日市中央工業高校、福岡大学を卒業後、2002年に浦和レッドダイヤモンズに入団。
ルーキーイヤーからディフェンスの要としてチームを支え、同年の新人王、フェアプレイ賞、ナビスコカップニューヒーロー賞を受賞。2003年には日本代表に初召集されるとともに、Jリーグではベストイレブンに選出。その後もコンスタントに活躍し、2006年ドイツワールドカップでも主軸として活躍。
俊足を生かしたスピード感溢れるディフェンスと、タイトなマーク、カバーリング能力で相手を自由にさせないプレーが売りのディフェンダーとして一時代を築いた。
2015年、13年プレーした浦和レッズを離れ、湘南ベルマーレへ完全移籍し、その年のJ2優勝、J1昇格等に貢献した。2018年からはレノファ山口へ完全移籍。豊富な経験を活かしチームに貢献。
2019年シーズンを最後に現役を引退し、2020年からはタレントという新たな道へ転身し活躍中。

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