浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「雪辱をばねに-ナビスコ決勝レポート」(10/29)

ナビスコ杯決勝、浦和対鹿島戦はお互い退場者を出しながら120分の死闘を繰り広げた。105分左サイドに流れた興梠選手の浮球を中央で田代選手が受け、再び興梠選手が起点になりエリア右から大迫選手のシュートが決まり、勝利の女神が鹿島に微笑んだ。

試合後、2枚目のイエローカードを貰い50分に退場になった山田直輝選手は「チームに申し訳ないです。ピッチの中に居る人に任せるしかしかなかった。悔しかった。ごめんとしか言いようが無かったんで・・・。一人々にごめんなさいって声をかけた。守るしかない状況になって悔しかった。梅さんが、これからもっと上手くなろうなぁって・・・。啓太さんが、相手の優勝を確りと見とけって・・・。みんな頑張ってくれて反省しないといけないのは僕だけです。僕は、ここから上手くならないといけない。歩き続けないといけない」と重い口を開き、次に向けての思いを話した。

柏木陽介選手は「前半奪われ方も悪く、チャンスも作れず、直して行こうと後半に入った。粘り強く守備をしていたが、やられた所もあったが、守れた。チャンスを作る部分が少なく、崩して行くパターンを見つけないといけない。これが全てでは無い。準優勝でも素晴らしい。これを機に、リーグ残り4試合に向けていく」

梅崎司選手は「これが力だと思います。まだまだ僕らの力が足りなかった。悔しいです。本当にこの悔しい経験を次に生かして行きたい。(前半のシュート)決めれたらと思います。あそこで決めていれば勝てたと思う。決められる状況で・・・それが実力。チームが苦しい時決められる選手になりたい。未来に向かってやって行くだけです」

濱田水輝選手は「立ち上がりチーム全体が固くなっていた。積極的にボールを受けて前に運ぶ意識が少なかった。こう言う大舞台に強い選手になりたい。始まる前から鹿島は試合運びが上手いので、先制点を上げない意識をしていた。正直、直輝の退場が早かった。鹿島のDFもバランスが良く、上手かった。数的不利の時間が長く、攻め上がる力が無かった。自分が前線に上がり、パワープレーになった時も、ジャンプするのもしんどかったが、やるしかなかった。身体を当てて、それが上手くセルや原口の所に転がれば良いと思っていた。みんな疲れていました。J1残留のためにがんばりたい。切り替えて行きます」

永田充選手は「数的不利でも良く守れていた。鹿島はボール回しが上手い。中盤の真ん中を外されて上手く回されていた。平さん・山さんを高い位置で使いたかったが、攻撃面で上手くいかなかった。退場者が出て、中を固めてラインが下がり過ぎない様にしていたが、30分間の体力の消耗が激しく、鹿島と同数になった時に前に行く力が無く、体力的に厳しかった。結局、あの1点でやられてしまった。守ってカウンターと言う事も考えていたが、起点が出来ず、前でキープ出来ず、味方を追い越す動きがあれば良かったが無かった。次があるので切り替えたい」

エスクデロ選手は「最後入ったかと思ったが、残念ながら枠を外れてしまった。前半5分5分だが、受ける時間が長く向こうのペースだった。レッズの方が走らされていて、一杯々になり、前に行くパワーが無かった。鹿島のプレーシャーもきつくてラインを上げられず、キープした後のまわりの上りが遅かった。鹿島はSBが上がったり、FWがサイドに流れたり、MFが中に入ってきたりして、上手い闘い方をしていた。磐田戦に向けて切り替えて行く」

山田暢久選手は「退場して30分守っている時間がしんどかった。自分は怪我明けで、あの30分は苦しかった。他の選手もしんどかったと思う。良い流れを自分達で持って行かないといけない。何とかみんなで乗り切るしかない」

原口元気選手は「鹿島の方が良かったし、強かった。全体的に押し込まれていた。自分自身、前を向いて仕掛けるシーン事態が少なく、もう少し落ち着いたプレーが出来れば良かった。前を向いてボールを受けて無いし、守っているシーンが多かった。J1に残留して、またこのピッチに戻って来ようと切り替えた」

各々の思いを口にして、悔しさの残る国立競技場を後にした。今日の経験は、必ずチームの財産となり、力になって行くだろう。

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