浦和フットボール通信

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【This Week】週刊フットボールトークVol.76(2/22)

椛沢佑一(浦和フットボール通信編集長)× 豊田充穂 (コピーライター)

椛沢:浦和レッズは、鹿児島・指宿での浦和レッズの2次キャンプを終えて、大原練習場に戻って、残り3週間、Jリーグ開幕にむけて最終調整に入ります。今回のキャンプは、ここ数年においても最もハードなキャンプになったようですね。レッズのサッカーは根本的に走れていないという評価も多々ありましたから、それを改善するためにも良いスタートが切れたのかと思います。

豊田:レッズのトレーニングには走り自体が不足しているのでは?という声はかなり前からありました。昨年のキャンプを視察した知り合いのメディア関係者も、「他クラブはもちろんプロ野球のキャンプだって、早い時期からクロスカントリーとかダッシュとかのランニングメニューをもっと取り入れているはず」と疑問視する見方でしたから。ただミハイロ監督のコメントとメニュー消化のやり方を見ていると、やはり意図的に昨今のレッズに対する意識改革の旗印を掲げているように思えます。「マネーをもらってサッカーをする立場だろう?」とか、「上手く行かないのを誰かのせいにしていないか?」とか、かなり恣意的な選手へのアプローチワードが出ていますし……。連日暗くなるまでの練習メニューが続いている模様だし、以後の日程もトレーニングマッチと練習メニューの山とか。選手は怪我に気をつけつつ監督の叱咤に応え、ついて行って欲しいです。

椛沢: オリンピック日本代表は、ロンドンオリンピック出場をかけて予選を行なっており、今日マレーシア戦が行われます。前節、敵地でシリアに破れたことで得失点差で2位となり、勝利はもちろんのこと、得点を多く求められる試合になりました。浦和組からは、濱田水輝は最終ラインの主力として選出され、山田直輝が怪我により離脱。代わりに原口元気が選出されて、マレーシア戦でもスタメンを張ることになりそうです。彼の打開力、得点力を期待されての出場になると思いますから、そこで期待に応える活躍を見せてもらいたいと思います。

豊田:阿部勇樹選手の負傷にも肝を冷やしましたが、この時期の怪我はファンにとっても痛い。でも五輪予選ともなれば激戦は避けられないでしょう。山田直輝選手の怪我は右臀部と聞きましたが、無理はしないで欲しいですね。以前のアジアカップ予選の負傷は直輝君にとってもレッズ支持者にとっても高くついてしまいましたが、五輪にしろフル代表にしろ代表選手はホーム浦和の宝です。日の丸をつけたレッズの活躍を心からサポートし、レッズと同じく熱く応援していきましょう。マレーシア戦ははからずもロンドンへの行きを占う大一番になってしまいましたから。

椛沢: 阿部選手の怪我は軽傷のようで大事をとっての代表合宿からクラブに戻ってくるようです。今日のマレーシア戦は、オリンピック出場をかける一番として、原口が期待に応えられるかという点でレッズサポーターも注目の一戦になるかと思います。

豊田:先日ある会合の席で、日本経済新聞の埼玉版に載った「明日を彩る」と題する橋本社長のインタビュー記事コピーをいただきました。日経のインタビューですから当然クラブ経営にまつわる話題も掲載されているのですが、先日来の案件になっている社長人事に関する話題にもコメントを提示しておられます。興味ある方はぜひバックナンバーを確認してください。その他にも橋本さんが想定するところの今後の「地域密着のベクトル」が語られているのですが、この辺りはぜひ木曜日に開催される「Talk on Together」の中でも詳らかにして行って欲しいです。

椛沢:“浦和の街の誇りになるようなクラブ”というキーワードを仕切りにクラブ側は発信していますから、この辺りをどう捉えているのかはホームタウンとしては気になるところですね。“浦和らしさ”というキーワードにおいても皆さんにとっての浦和らしさはなんだと思うか、読者の皆さんにも聞いてみたいと思いますので、是非ご意見ください。

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