浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】ダービーは気合で制する!<西川、青木、啓太、槙野、那須、ミシャ監督コメントあり>(2014/8/30)

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気合引き締め、大宮戦だ!

薄曇りとなった8月29日。午後4時から始まった練習は、気温23℃とすっかり秋の気配を感じさせるほどであった。

アップを終えたあと、コンディション調整のため、平川忠亮選手は別メニューをこなした。恒例のハーフコートのミニゲームは、ビブ組みGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、青木(阿部)、鈴木、梅崎(関口)、李、柏木、FW興梠。ビブなし組はGK加藤・岩舘、DF関根、濱田、永田、坪井、関口(矢島)、MF山田、阿部(青木)、マルシオ・リシャルデス、矢島(李)FW阪野の布陣で行なわれた。

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ビブなし組みは、かなり大宮の守備を意識して、永田充選手が興梠慎三選手、坪井慶介選手が李忠成選手(梅崎司選手)、濱田水輝選手が柏木陽介選手にマンマークぎみに激しいプレスをかけていた。

ビブなし組は、ボールを奪うと前線の3人へ預けて仕掛けるカウンターを狙って来た。永田選手からマルシオ・リシャルデス選手にロングボールが入り、マルシオ・リシャルデス選手が技ありシュートが決まるなど鋭い攻撃を見せていた。2本目にメンバーを入れ替えるとビブ組みも落ち着きを取り戻し、ワイドに揺さぶりをかけながら相手の隙を突く動きが出来ていた。1時間ほどで練習が終わり、あたりは夕闇が迫っていた。

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西川「しっかり守備から入りたい」

浦和から唯一、アギーレ新監督の下、日本代表に選ばれた西川周作選手は「一番最初のスタートで選ばれたのは、モチベーションになるチームのみんなの助けがあって、選ばれたと思う。ダービーは、盛り上がるし楽しみ。ムルジャやズラタンには、球際に厳しく行くことを大切にしたい。強く行けば、セカンドボールが拾える。セカンドボールが拾えるかがポイントになる。DFラインを高くしてコンパクトを保ちたい。そして相手にワンチャンスで決められないように、リスクマネージメントをしていく。しっかりした守備から入りたい」と話した。

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青木「前からボールを取りに行けばチャンスだ」

青木拓矢選手は「大宮は苦しい状況で頑張って欲しい気持ちがある」と現在17位と低迷中の古巣を気遣いながらも「浦和との対戦では、頑張らないで欲しい。前線の外国人選手や家長が、起点になってボールをキープしてどんどんと前に出てくる。浦和が前からボールを取りに行けばチャンスだ」とアグレッシブに闘う姿勢を見せた。

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鈴木「結果で示すしかない!」

鈴木啓太選手は「ボールの失い方だったり、攻撃を仕掛けている時に相手の狙いのカウンターを警戒しないといけない。ボールの失い方が悪いと危険!大宮戦は、熱いゲームになると思うし、どちらも負けたくない相手だと思う。自分たちがやるべきことをやる。結果で示すしかない!」と譲れぬ勝利への思いをプレーで見せる。

槙野「チームとして上手く守る」

槙野智章は「前節の東京戦は引き分けだったが、改善点が多い試合だ。守備を改善して無失点で抑える。ムルジャとは、対戦したことがないが、VTRを見た。チームとして上手く守る」と大宮の攻撃の目を摘む構えをみせた。

ミシャ監督「良いゲームだったと思われるゲームをやりたい」

ペトロビッチ監督は「日本で唯一、同じ市にあるチームの試合。大宮は、質の高い選手が揃っていて、高いモチベーションで臨んで来る。サッカーを楽しむ気持ちを忘れてはいけない。ダービーと言う試合の舞台を楽しもう。今日は、良いゲームだったと思われるゲームをやりたい」と楽しむ心を持って勝利を目指す。

これまでのJリーグにおいて浦和と大宮の対戦は、7勝5分け7敗と5分である。現在、首位に立つ浦和と17位と低迷している大宮。それぞれの思いが交錯するが、浦和はプライドをかけて、ダービーを制し首位をキープしたい。

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今日のイチオシ!「那須大亮」

那須選手は「選手だけでなく、サポーターも思うところが強い。ダービーに勝てれば、勢いに乗れると思う。浦和に対して、フォーメーションを変えてくると思う。打破するには、運動量だ。失点をしないことがベスト!球際に強くいく。当たり前のことだが、90分間続けることが大事。大宮のキーになるムルジャやズラタン、家長はクオリティーが高く、スペースと時間を与えたら遣られる!ハードワークして、全体的にコンパクトにする」と話した。今日のミニゲームで、那須選手は右CKを高い打点のヘディングシュートを見せ付けたが、ゴールの僅か上に逸れてしまった。「セットでの得点は、明日に取っておきます!」と自信たっぷりにゴール宣言をした。那須選手は、前節のFC東京戦で顔面を強打して、左目下が腫れあがりながらも最後まで痛みを押し殺して勝利を目指した。その傷跡が、まだ痛々しく残っているが、闘う男の勲章に思えた。

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