浦和フットボール通信

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なでしこJAPAN3選手に「彩の国スポーツ功労賞」

22日、浦和レッズレディースの山郷のぞみ選手、矢野喬子選手、ドイツの1.フランクフルト所属で前浦和レッズレディース所属の熊谷紗希選手が「彩の国スポーツ功労賞」を受賞した。

上田清司埼玉県知事は「ベスト4くらいは確実にいくだろうと予想をしていたが、優勝するとは正直、思っていなかったので、すごくうれしい。震災後、いろいろと困難な状況が日本を覆う中、素晴らしい快挙を成し遂げ、敬意と感謝を申し上げます。これからも県民、そして日本中に大きな夢を与えていただきたいと思います」という言葉を述べた。

埼玉の地に金メダルを持ち返ってきたことに関して、山郷選手は「世界のレベルが高いということを思っていたので、数多くの試合をこなして、自分達の力以上に出せたことが、最後のご褒美になった。重みのある金メダルだと思います。」 矢野選手は「一番良い結果をみなさんに報告できることは私たちにとって一番のことだと思います。」 熊谷選手は「最高の結果を持ち帰り、表敬訪問ができたことは嬉しいことです。チームは変わってしまいますが、お世話になった埼玉県の皆さんに良い報告が出来て嬉しく思います。最後のPKは、GKの海堀選手が好セーブをしてくれたので、リラックスして自信をもって蹴ることができました。」と語った。

また、今週末から再開されるなでしこリーグについて、山郷選手は「日本中の皆さんが女子サッカーに興味をもっていただけたと思うので、各チームでいろいろな選手がいることを見てもらいたいですし、自分達もしっかりとトレーニングを積んで、特に私と喬子は、代表ではプレーを見せることが出来なかったので、レッズレディースで代表選手らしいプレーを見せたいと思っています。」 矢野選手は「今回の優勝で女子サッカーがどういうものかを分かってもらえたのは大きなことだと思っているので、なでしこリーグにもどういう選手が知って頂けることはこれからの女子サッカーに大きなことですし、それが期待はずれにならないようにプレーをしていきたいと思います」と語った。

熊谷選手は、「私は、ドイツに8月頭に良く予定です。ドイツの地でワールドカップを優勝できたので、私自身としてもフランクフルトの方々に私のプレーと最高の結果を見せられたということで、嬉しく思っています。この期待に応えられるように日々努力してフランクフルトでも活躍できるように一から努力をしていきたいと思います。」と新天地ドイツへの意気込みを語ってくれた。

最後に、9月から始まる五輪予選について、山郷選手は「9月1日からアジア予選が始まり中一日の厳しい戦いになると思うので、まずは代表選手に選ばれるようにコンディションを整えて、ピッチに立てるようにして、選ばれた選手は気を引き締めて戦わなければいけないと思っています。」 矢野選手は 「まずは代表に選ばれることをひとつの目標で、それまでにあるリーグでどれだけアピールできるかだと思います。中一日で戦うことの厳しさを私たち全員分かっているので、そのためにチーム全員で戦えるようにして、予選を突破できるように頑張りたいと思います。」 熊谷選手は「優勝したここからが大変な戦いになると思うし、勝負になると思うので、私自身もワールドカップで出来なかったこと課題として見つかったところを鍛えなおして、また五輪の地に立てるように気を引き締めて戦いたいと思います。」と、それぞれ意気込みを語った。

山郷選手、矢野選手が戦う、プレナスなでしこリーグは7月24日(日)に再開。浦和レッズレディースは新潟市陸上競技場にて15時からアルビレックス新潟レディースと対戦。翌週の31日(日)に埼玉スタジアム第2グラウンドで、15時からASエルフェン狭山FCとの試合を行う。

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