浦和フットボール通信

MENU

【河合貴子の大原なう】那須大亮選手は、右太もも裏に張りがあるため別メニュー調整<永田、李忠成コメントあり>(2014/3/4)

TS3S0423

G大阪戦で負傷退場した那須は別メニュー調整

オフ明けとなった、3月4日火曜日。午前は通称「崎トレ」と言われるフィジカルを中心としたメニューをこなし、西日が傾きかけた15時半から午後の練習が始まった。

今シーズンの開幕戦となったG大阪戦で後半30分に負傷交代した那須大亮選手は、右太もも裏に張りがあるため別メニューとなった。また、午後の練習には宇賀神友弥選手も大事をとって別メニューになった。

アップ中からリズムを変えてスピードの変化を付けながら、味方に当ててスペースへ出て行く意識のボール回しなどを行なった後に、ビブはGK加藤、DF槙野、永田、森脇、MF阿部、梅崎、関、原口、李、FW興梠。ビブなしはGK山岸、DF関根、濱田、坪井、平川、MF鈴木、山田、柏木、矢島、FW阪野に分かれてボールが出たらスライドをする守備の裏を突く攻撃の組み立てを意識したゲーム形式の練習を行なった。

スライドした守備からボールを奪って攻撃の組み立て練習

DFラインをセンターライン約10メートルの位置まで上げてボールを動かしながら、ゴールに向って空いたスペースを使ったり、パスの受けて側も相手DFと駆け引きをしながらスペースを作り、使う意識が高かった。シャドーの1枚が退いた動きをしながら裏に行き、そこへワイドからゴール前にクロスが入ってゴールを狙ったり、シャドーに縦パスを入れてワイドに展開するなど幾つもの多彩な攻撃パターンを見ることが出来た。

特に原口選手はボールを受ける振りをして相手DFを引きつけてワイドにボールが出た瞬間にゴール前に飛び出して行く鋭い動きを見せた。ミシャ監督からは「(パスを出すのが)厳しい状況だったら、もう一回、ゆっくりと攻撃を作り直せ!一発狙いが多い」「しっかりとボールを動かして裏を狙う。裏を狙ってボールが出無かったら、動き直す。動き直しを早く意識すること」と指示が飛んだ。

TS3S0131

G大阪戦で途中出場。ゲームを締めた永田充

G大阪戦で途中出場ながら、落ち着いたプレーを見せた永田充選手は「ガンバ戦を0で抑えられたことは良かった。去年、あまり途中から良い形で入れなかったので、ガンバ戦は最低限の仕事は出来たので続けて行きたいと思う。開幕戦であのような状況だったので(1-0)緊張したし、急な交代だったから緊張感はいつもよりもあったが、落ち着いて入ることを心掛けた。キャンプでもマキ(槙野選手)やモリ(森脇選手)とやっていたので、いつもやっていないメンバーではなかったからゲームにすんなりと入ることが出来た。身体の状態が良いので続けて行くことが大事。(DFからの攻撃の組み立て練習は)特別なことではないが、もう少し前、前を見えたら良いと思う。ホーム開幕に向けてしっかりと準備をしていきた」と話した。

李忠成は前線のトライアングルについて手応え

今日の練習でポストプレー、相手DFの裏を突く動きが良かった李忠成選手は「個々の良い持ち味を出せる距離間が良いので、距離間を考えていたらそれに囚われてしまうので、俺や元気(原口選手)はドリブルだったり、シュートだったり、慎三(興梠選手)はキープ力だったり、裏に抜けるとか、それをしっかり出すことが出来れば、それにコンビネーションがついて来ると思う。今日は、DFの裏を突く意識の練習だったので、パスが通らなくても裏を突く意識で練習をしてました。俺だったり、慎三は得意な動きなので得点が公式戦で増えれば良いと思う。お互いがダブって退いてしまったらダメなんで、試合より練習の方が難しいんでね・・・。考え過ぎるとねぇ」と言葉を濁し「コンディションも徐々に上がって来ているし、良い感じできている。先発でも途中からでも必ず結果は付いて来ると思います」と笑った。

ミシャ監督は何度もフリーズをかけて、自らボールを動かしながら熱心に選手達に指示を出し、午後の練習は2時間を超えた。午後の練習が終わった時には、すっかり日は落ち、疲れ切った選手達を照明灯の灯りが照らしていた。

TS3S0421

ページ先頭へ