浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】4年ぶりに仙台に勝利。若手選手も虎視眈々とチャンスを狙う<青木、西川、直輝、濱田、坪井コメントあり>(2014/4/7)

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ふくらはぎを負傷した、永田は自宅療養。明日検査結果が出る。

昨日、仙台に4年ぶりに快勝した浦和は、4月7日晴れやかな春の陽気に包まれた。西川、阿部、森脇、平川、宇賀神、柏木、興梠選手たち7名は、昨日の勝利を噛みしめるように笑顔を見せながら、軽いランニングを中心にクールダウンを行なった。仙台戦で右足のふくらはぎを負傷した永田充選手は、自宅療養となりオフ明けとなる9日水曜日に検査結果が出る見込みである。1人チームから離れてランニングを行なっていた青木拓矢選手は「コンディションを整えるために、今日は別メニューにさせて頂きました。心配することではないです」と笑顔で話し、腎負傷から復帰した自分の身体を気遣い別メニューとなった。

西川周作「無失点を意識した」

クールダウンを終えた西川周作選手は「ホームで勝つことを大事にして来て、無失点を意識した。仙台戦の後半、向こうは前から来るから神戸戦を生かそうと言って、最初は繋げなくても、我慢していたら繋げるようになると言っていた。後半立ち上がり仙台に一本チャンスはあったけど、繋げなかったら割り切って、サイドや高い位置に蹴って押し上げようとしっかりとコミュニケーションをとってやっていた。神戸戦の敗戦を生かせた。勝った後、謙虚に次の試合の準備出来る」と無失点で終えた仙台戦を振り返り、次節の名古屋戦に気持ちを切り替えていった。

直輝「リンクマンの役割を果たしたい」

アップ後、鈴木啓太選手はコンディション調整でステップワークを入れたランニングに切り替えた。他のメンバーは、ビブはGK山岸、DF濱田、天野コーチ、MF山田、関口、阪野。ビブなしはGK加藤、DF那須、坪井、MF矢島、梅崎、関根と分かれハーフコートで6対6のミニゲームを行なった。

練習後、居残って濱田選手の攻撃的守備の相手をしていた山田直輝選手は「DFの仕掛け方ですよ!相手がこう持った時に、こう身体を入れるとか・・・(ボールを奪いにいった後の身体の入れ方)」と真剣な表情で話した。そして「今日の練習では、コンディションを上げるためで、その中で頭を使いながらやっている。個々の色が、濃い選手が集まっているから、監督も選ぶのが大変だと思う。自分は、中盤で守備と攻撃のリンクマンになる。攻めている時に、DFと前線が分断されることがあるから、リンクマンの役割を自分が果たしたい」とリンクマンとして試合出場を狙う。

濱田「名古屋戦は、闘莉王とバチバチやりたい」

居残り練習について濱田水輝選手は「足りないところをお互いに補えるし、向上心がある人が周りにいるから自分にとっては、プラスです」と話し、「小さいコートは、対人シーンが多くなり、自分にとっては見せ場!攻守の切り替えやボールを持ったらゴールに向う姿勢とか・・・。昨日、ベンチに入れてないのでアピールです。チャンスを掴むために練習している。他のDFの違うところを出して、チームに必要とされるようになりたい。(次節名古屋戦)闘莉王さんとセットプレーでバチバチやりたい」と虎視眈々と名古屋戦に向けてイメージを膨らませた。

どこのポジションでも烈火のごとく激しいポジション争いとなっている現状で、ベンチ入りも誰が入ってもおかしくない。厳しい現状を踏まえながらも、譲らない思いが込められた6対6のミニゲームであった。

タカネェの今日のイチオシ!

ハーフコートのミニゲームで身体を張った守備から、攻撃の組み立てを意識していた坪井慶介選手は「縦パスの意識をもってやっているが、いつも通りやることが今は大事。いくつになってもチャレンジしていくことは大事、練習でやっていることを意味のある物に変えていかないといけない。プロになってずっとやって来たこと。自分を見失わずに、サッカー選手として、向上心だよ。カズさん(三浦和良選手)じゃないが、いくつになっても伸びる可能性がある」と厳しいポジション争いの中を自分を見失わずに練習に取り組んでいた。その姿勢は、輝いて見えた。今日のイチオシは、坪井慶介選手!

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