浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】川崎戦でリーグ3連勝を目指す<興梠、阿部、宇賀神コメントあり>(2014/4/17)

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リーグ3連勝を目指して、川崎戦に向けて準備万端

ターンオーバーで挑んだナビスコカップ予選B組徳島戦から、中2日で迎えるリーグ戦の川崎戦に向けて17日午前11時から練習が行なわれた。

徳島戦に出場したGK加藤、DF坪井、永田、濱田MF鈴木、青木、平川、関口、柏木、山田、矢島FW阪野は穏やかな気候の中でクールダウンを行なった。徳島戦で途中出場したDF槙野、FW李と他のメンバーは、相手をドリブルで交わすイメージを取り入るなどのアップをしたのちに、ハーフコートで攻撃のパターン練習を行なった。

攻撃のパターン練習では、ゴールラインから20mの所にオフサイドラインを想定し、川崎の守備陣を意識して、4人のコーチ陣をDFに配置するシーンが見られた。相手DF陣との駆け引きを大事に、前に行く振りをして下がる、または下がる振りをしながらDFの裏を狙うなどチェックの動きを入れて、前線の3人がバランス良く動いていた。ボールを受けに下りたが、ボールが出無いと止まってしまうシーンも見られたが、また動き直しの意識付けの指示がミシャ監督から出されていた。逆サイドに展開するタイミングや中での落としのタイミングが合わずボールがずれたら、焦らずにやり直して攻撃の組み立てを行なった。

興梠「川崎は点を獲ったイメージしかない」

練習後、興梠慎三選手は「判断が難しい練習だった。引いて(ボールを)もらう。裏に抜けるタイミングとか、判断が難しい。チュンソン(李選手)にボールが入った時に、どれだけサポートが出来るか?!ポジショニングが大事。昨年、ワントップやっていたから、ある程度シャドーにこうして欲しいと思うところがあったから、それを生かしてやっている。(シャドーは)上がった後に、下がらないといけないから体力が使われ、ワントップより運動量が求められるが、パスやゲームを作るのが楽しい」と攻撃のイメージを膨らまして嬉しそうに笑った。川崎については「ジェシは、身体が強くスピードもある。気が効くセンターバックだ。川崎は攻撃に人数を掛けてくるからスペースが生まれると思う。向こうの攻撃陣も凄いものをもっている。Jで一番の攻撃力だと思う。うちの前線3人が試される試合だ」と川崎の攻撃力を上回る浦和の攻撃力を見せ付けたい思いを口にし「川崎は点を獲ったイメージしかない」と話した。(昨シーズン、ナビスコカップ川崎戦の2試合で3ゴール)

阿部「次に繋げるために川崎戦での勝利が必要」

ボランチでDFラインに下がって攻撃の組み立てしながら、前線3人のサポートの動きを見せていた阿部勇樹選手は「どれだけ、0で続けていけるかだと思う。失点せずに我慢の時間帯もある。攻撃でも、守備でも、球際でもどれだけ強くやれるかが、勝敗を分ける。冷静に、どう相手を崩し、(相手の攻撃を)押さえていく。慎重にゲームに入るのではなく、行く時は行く、行かない時は行かないを使い分ける。川崎戦のあとは、1週間空いてそのあとは連戦が続くから良い流れを切らないようにしたい。次に繋げてやって行くために、(川崎戦)勝利が必要。周りとのバランスがあるから・・・(自分が)高い位置に行けるのは、ボールを奪えているからだ。良い時と悪い時(ゲームの流れ)のバランスを見て、前線の3人も流れを分かっているから崩していける」と全体のバランスを重視して勝利にこだわる。

阿部選手が報道陣に取材をされていた時に、何度も原口元気選手が通りかかる際に、じゃやれて阿部選手の背中にもたれかかるようにすると阿部選手は「お前の話をしているんだよ」「お前のライバルは斉藤学と南野だ!」と逆襲しながら原口選手に気合いを入れた。

宇賀神「徳島戦を休んだ分、動かなければいけない」

左サイドで槙野智章選手と原口元気選手の動きに合わせていた宇賀神友弥選手は「今日みたいな練習は、シャドーの判断は難しかったと思う」と話し「相手は嫌だろうなぁ~と思う良いイメージ作りになった」と手応えを感じた。そして「川崎戦に向けて徳島戦を休んだから、その分動かないと!やらなきゃいけない!緊張します」と言いながらも「川崎に走り勝てば良い。相手も攻撃的なチームスタイルだから、しっかりと撃ち勝ちたい」と話した。

Jリーグ屈指の攻撃力を誇る川崎に、昨シーズンはリーグとナビスコ杯で4戦し、1勝3敗と負け越している。しかも、浦和が攻め急いだ時に、縦に早いカウンターから失点もしている。焦らずに自分達のリズムでゲームのペースを握り、闘いたいところだ。

タカネェの今日のイチオシ

攻守に渡り運動量が豊富な槙野智章選手!宇賀神選手がシャドーの落としたボールを中で受けた時に、タイミング良く空いた左のスペースを駆け上がり、サイドから絶妙なクロスを入れたり、縦に行くふりをして宇賀神選手とポジションをチェンジして中で受け、シャドウの落としたボールを受けて、ミドルシュートを狙ったり、シュートフェイントを入れてDFラインの裏を狙う李選手にパスをしたり、逆サイドに展開したりと判断力が求められたプレーをしていた。その判断力を川崎戦で生かしていきたい。

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