浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「世界を繋ぐたった1つのボール~ブラジルワールドカップ」

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

レッズの選手達のワールドカップ優勝予想

たった1つボールが世界を繋ぐ、フットボーラーの夢の祭典「2014 FIFA WORLD CUP BRASIL」がついに開幕した。日本からしたら、地球の真裏にあるブラジルとの時差は12時間。録画して見れば良い話しであるが、フットボールを愛する者にとっては、この胸の高鳴りを抑えることは出来ない。

ピッチの真ん中に置かれた球体ビジョンに「ようこそ」と出場国のそれぞれの言葉が表れ開会式がはじまった。寝不足になるから、開幕戦のブラジル対クロアチア戦までは寝ようと思うのに・・・。子供のころ、遠足の前日から興奮してなかなか寝付けないのと同じように、やはり眠れずに開会式から観てしまった。

あんなに大勢の人がピッチに入って芝生は大丈夫なのだろうか?などと心配しながらも、いつしかブラジルの明るいノリに心が躍っていた。そして、ついに開幕戦!フェアーフラッグを先頭に西村雄一主審率いる審判団とクロアチアとブラジルの選手たちがピッチに姿を現すと一挙にボルテージが上がっていった。

ブラジル国歌が流れ、選手たちの母国開催の熱い思いがマグマのように地球の裏側から伝わって来た。開幕戦の大役を仰せつかった西村主審には「良い笛を吹いて欲しい」と祈るように高らかに笛が鳴り響き試合が始まった。

しっかりと守備ブロックを形成したクロアチアに対してブラジルは攻めあぐね、逆にクロアチアはブラジルの縦パスを奪うとカウンターを仕掛けて、オウンゴールで先制。カナリア軍団が、浦和とダブって見えてしまったのは私だけだろうか?!その後、ネイマール選手の針の穴を通すような絶妙なシュートで同点となり、徐々にリズムを取り戻したブラジルが3対1で勝利した。

試合の勝敗を分けるブラジルの2点目となった西村主審のPKのジャッチだが、かなり微妙な難しいジャッチであった。ブラジルのフレッジ選手がクロアチアのデヤン・ロブレン選手に身体を預けているように見えるが、デヤン・ロブレン選手の手がフレッジ選手を押さえ込んでいた。瞬時に判断するのは本当に至難の業である。ハイレベルの闘いの中で、微妙なジャッチはいつの時代でも物議をかもしだす。当然、クロアチアのニコ・コバチ監督は西村主審を批判するが、それは選手を守るためでもあり、チームの士気を低下させないためでもあると思った。ファールを取る、取らないは主審しだいだし、一度下したジャッチはどんなことがあろうと覆ることは決してない。それを含めて、全てがフットボールなのだ。実に面白い。どんなドラマが待ち受けているのか?栄光を手にするのは何処か?眠れぬ夜は続く。

果たしてどの国が優勝するのか?オフになる前に浦和の選手たちに予想をしてもらった。阿部勇樹選手は「観れる試合は、全部観たい。決勝戦はスペイン対ドイツも観たいし、スペイン勢には良い所までいって欲しい。でも南米でやるから、優勝は開催国のブラジル。やっぱり有利でしょう。4年前から(南アフリカW杯)どのようにフットボールが伸びているか観たい。怪我人とか出場停止とか重要なポイントになる。メッシやルーニーはW杯で点がとれてないしね。楽しみだね」とスペインとドイツを押しつつもブラジル優勝を予想した。

槙野智章選手は「決勝はドイツ対ブラジル!近年のブンデス勢の成績、時にバイエルンミューヘンの選手たちは凄い。僕も知っている選手がいるし、ドイツでプレーしていたから贔屓目かなぁ?!」と笑い「注目は、ベルギーだ。若いチームだが、力をつけている」と話した。

坪井慶介選手は「決勝はブラジル対ドイツ!ドイツは勝負強さがある。そこをブラジルのネイマールが個人技で上にいき、ブラジル優勝だ」と決勝の対戦カードは槙野選手と同じであるが、優勝国が異なった。

矢島慎也選手は「南米開催だから、決勝はブラジルと今大会の大本命のドイツ。なんだかんだと言ってドイツは強いし、監督も良い。注目しているのは、ノイアー(ドイツ代表GK)が怪我して、誰が出るか?ロアン・ヴァイデンフェラーかなぁ?!」と言いつつも「ダビド・シルバも良いよね。スペインに優勝して欲しいなぁ。あっアグレロも良いし、ディ・マリアもいる。メッシが動けるかどうか?メッシに掛かる期待は強い」とスペインとアルゼンチンまで上げ始めて考えがなかなかまとまらなかった。

そして関根貴大選手は「ブラジル対ドイツ。ドイツは良い選手が沢山いるが、開催国は強い。優勝はブラジル!ネイマールは、独特なリズムで相手DFを抜いて行く。身体は僕よりも大きいけどスイスイとね」とネイマール選手のプレーを思い浮かべて目を輝かせた。

グループリーグの対戦カードと決勝トーナメント表を手に、なんどもシミュレーションを行ないながらも頭を悩ませる。世界中の人々が、同じことをしていると思うと笑みが零れた。何が起こるか分からない。だからフットボールは面白い。さぁ~楽しもう!世界を繋ぐたった1つのボールを!!

Q.膝に引っ掛かり感があり、ゴリゴリと膝が鳴るのはなぜですか?

A.関節には滑膜と言う関節の袋があります。関節の袋に襞(ひだ)がある人がいます。その襞が、膝を曲げたり伸ばしたりする時に、お皿の後ろに引っ掛ってしまう場合もあります。襞が引っ掛かりゴリゴリと鳴る場合と半月板が鳴る場合もあります。膝が鳴り引っ掛かり感や違和感がある場合で一番多いのは、タナ障害です。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科クリニック 整形外科・スポーツ整形・リュウマチ科・リハビリテーション
http://www.kawakubo-clinic.jp/

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