<全文無料公開>【河合貴子の大原なう】レジェンドの三人、ワシントン、ポンテ、ネネが大原練習場に現る<ワシントン、ネネ、ポンテ、都築コメントあり>(2014/7/4)
大原練習場にワシントン、ネネ、ポンテが現れる
霧雨のような雨が降ったり止んだりする、ぐずついた天気となった7月4日。午前10時から練習が始まった。
3グループに分かれて、「テンポ!テンポ!」と言いながら始終笑みが溢れリラックスムードでアップが行なわれている中、突然、ピッチにワシントン氏、ネネ氏、ロブソン・ポンテ氏が現れた。
レジェンド3人を現役の選手たちは、懐かしそうに迎えて、3人を中心に円くなり親交を温めた。その後レジェンド3人は、軽くランニングなどで身体を動かした。
ワシントン「サポーターは、僕のゴールを待っていると思う」
身体が、二周りぐらい大きくなったワシントン氏は片言の日本語で「元気だった?」と懐かしそうに話しながら「少し太ったよ」と笑い、走りながらステップワークを要求すると「危ないねぇ」と照れながら重くなった身体を動かしていた。
「7年ぶりに日本に来て、数人だが一緒にプレーした選手がいて、嬉しかった。偉大なる山田選手の引退試合。ヤマは、強かったチームのキャプテンで、沢山の思いである。引退試合に加えて、サポーターは、僕のゴールを待っていると思う。明日、レッズ側のセンターバックと上手く話して試合に入ろうと思う」とニヤリと笑った。
ネネ「良い時代を日本にいる時に過ごした」
現役時代と余り変わった様子がなかったネネ氏は「(浦和を離れて)何年か経っているが、良い時代を日本にいる時に過ごした。振り返ってみると懐かしい。ヤマの引退試合に呼んでもらって嬉しい。あの時代を思い出すために、息子も連れて来た。良いプレーが出来るように頑張る!いつも応援してくれたサポーターに恩返しがしたい」と話した。
ポンテ「最高の思い出にしたい」
昨シーズン、Jリーグ20周年記念で来日していたロブソン・ポンテ氏は、昨年よりも少し身体が絞れているように見えたロブソン・ポンテ氏は「1年ぶりに戻ってこれて嬉しい。大切な仲間の引退試合は楽しみ。何よりも一番の目的は、ヤマさんの引退試合だ。自分としては、サッカーを最近、やっていない。どういう試合になるか?分からないが、最高の思い出にしたい」と話した。
都築「確実なプレーをしていきたい」
選手たちが帰宅した後、誰もいない練習場に、土田尚史コーチとGK練習に取り組む都築龍太氏の姿があった。都築氏は「明日は、ミスの無いようにしたい。凄いプレーは出来ないが、確実なプレーをしていきたい。腰が余り回らないから、ボールが自分のところに来ないようにしたい。槙野に『シュートは、俺が届かない所に撃つな!』と言ってある」と冗談を言いながらも、ベテランらしく確実なプレーで歴代チームを後ろから支えるようだ。