浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】関口4得点などで大勝。練習試合SC相模原戦<平川、濱田、関口、高原(相模原)コメントあり(2014/7/13)

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高原に先制点を許すも逆転勝ち

天皇杯2回戦を白星で飾った翌日、大原練習場でSC相模原との練習試合が行われた。

薄曇りとなった7月13日、気温31℃を越え、蒸し暑い状況であったが、心地良い風が大原を吹き抜けていた。

天皇杯に出場したメンバーは、クールダウンを行ないコンディション調整をしたが、途中出場だった鈴木啓太選手と関根貴大選手は練習試合に出場した。

GK加藤、DF濱田、永田、坪井、MF関根、鈴木、山田、平川、矢島、関口、FW阪野。 対する相模原は4-4-2のシステムで、ツートップの一角には高原直泰選手の姿があった。先週、行なわれた国士舘大学との練習試合の教訓からか、しっかりとしたゲームの入り方をしていたものの、前半8分に一瞬の隙を高原選手に突かれて先制点を決められてしまった。トラップからシュートまで振りの速い見事なゴールであった。

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先制を許したものの、慌てること無く、自分達のリズムでポゼッションをし、11分坪井慶介選手からボールを引き出す動きをした阪野豊史選手に縦パスが入ると、相手DFの裏へ関口訓充選手が飛び出し、GKを交わして無人のゴールへ同点打を流し込んだ。その4分後には山田直輝選手のFKからのこぼれ球を矢島慎也選手がヘディングで押し込み2―1で前半を折り返した。

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後半は、加藤順大選手から岩舘直選手に代わり、ゴールマウスを守った。後半になると、相手の運動量も落ち、確実にボールを動かしながら仕掛けるところを虎視眈々と狙う動きのあるフットボールで相模原を圧倒した。53分に左から関口選手がドリブルで持ち込み追加点を叩き込んだ。55分には鈴木啓太選手に代わりユースの茂木力也選手がボランチの位置で出場。茂木選手は、ミスを恐れない積極的な姿勢を見せていた。66分には矢島選手、76分、85分には見事なコンビネーションの崩しから、関口選手がこの日ハットトリック+1ゴールとなるゴールを決めて6-1とSC相模原に快勝した。

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平川「自分たちから崩れなかった」

平川忠亮選手は「カテゴリーは違うけど、試合をすることは大事。相手チームの前線のタカ(高原選手)に収まる部分があるから、気をつけていたが、立ち上がりにやられてしまった。でも、そのあとは自分たちのサッカーが出来た。先週の国士舘との試合は、残念な試合だと言われ、このままじゃいけないという強い気持ちがゲームに出たと思う。慌てて自分たちから崩れなかった。相手のDFの背後や裏への飛び出しで良い動き出しをしても、タイミングが合わずにボールが出なかったりしても修正が出来ればもっと恐くなる。オフザボールの時の動き出しのクオリティーの部分をもっと高めたい」と満足することなく動きのクオリティーを上げて行く構えをみせた。

濱田「タカさんにやられてしまった」

濱田水輝選手は「先週の国士舘との練習試合が良くなくて、挽回しようと思っていた。タカさんに決められた1失点目・・・。後ろのスペースが空いていると感じていたが、ボールに対して出るというチームの決まりだったので、ボールを奪いに行ったが、食いつくのが遅かった。自分が前に出たスペースを後ろでスライドして絞るとかをやって欲しかった。自分が残って、タカさんのスペースを消す手もあった。ボールを受けて、止めてからのシュートはさすがタカさんだった」と悔しがった。

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関口「シャドーもやり易さがある」

シャドーのポジションで豊富な運動量でハットトリック+1点獲った関口訓充選手は「初めて4点獲った。最後の4点目は綺麗に崩せた。ヒールで流してワンツーからトラップシュート!リーグ戦でも通用するイメージ通りだった。久しぶりのシャドーだったが、仙台でもトップ下の経験があるし、自由に出来てやり易さがある」と話し「試合に出られずに悔しい思いをしているけど、悔しい思いをしないと成長が止まる。短い時間でも結果を出すこと!メンバーに入る、入らないを別にして、一生懸命やれば色々と道が開けると思う」とこつこつと努力してきた成果がまずは、練習試合で結果として出せた。

試合に出場したい意欲溢れる選手たちの気持ちが全面にでて、走り負けず、判断力も良く同じイマジネーションで攻守に渡り浦和らしいフットボールが出来た結果が6-1と大差の勝利をもたらせた。レギュラー陣を脅かす内容であった。公式戦でも同じような輝くパフォーマンスを観たいと思った。

今日のイチオシ!

「やっぱりタカさんは凄い!」と周りをうならせた高原直泰選手!相手チームの選手の名前をあげるのはどうか?!と思ったが、「良い物」は純粋に良いと褒めたい。フリーでボールを受ける動きなどは、ポジショニングの上手さがあった。得点を決めたシーンなどは駆け引きもさることながら、トラップ、シュートまでの振りの速さは輝いていた。高原選手は「練習試合をyらせて貰ってすごーく刺激になる。浦和は、ミシャさんのやりたいサッカーが一人一人に浸透していて、あとは精度や質を上げて行くだけだと思う」と話し、「ゴール前の一瞬の判断だよ!防げる時もあるしね。一つ一つ勉強だと思う。俺は、1点獲れたから来週の再開に向けて良い準備が出来た」と笑った。そして「変わらずに浦和をサポートしていれば、ここにいる選手が期待に応えてくれると思う。一つになって優勝を手にして欲しい」と温かいエールを送ってくれた。何年経ってもプレーも人柄も変わらない、高原選手は、輝いていた。

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