浦和フットボール通信

MENU

【河合貴子の大原なう】宇賀神、峻希との真っ向勝負を宣言<宇賀神、青木、関口コメントあり>(2014/7/31)

IMG_20140731_103148

暑さにも負けずに、集中した練習

日中の暑さを考慮して、今週から1時間早い夏時間体制で練習が行われることになった。しかし1時間練習が早まっても大原の温度計が38℃を指す猛暑となった7月31日は、ミーティングを終えた9時45分からアップが始まった。

立っているだけでも汗が滴り落ちる中、ボール回しのあと、3人1組になり身体の良い向き、良いアングルを意識したパス&コントロールを行った。ハーフコートで攻撃3人と守備2人+GKに分かれて練習が行われた。攻撃側は、シュートで終わる意識を高く持ち、動き出しやボールを受けるタイミング、味方を追い越す動き、相手DFの裏をつく動きなど攻撃のパターンの選択肢を増やしながら良い判断力のもとで行なわれていた。

守備は、数的不利な状況の中で、GKの守備範囲を広くすることでカバーしていた。また、攻撃の3人目の動きのプレスに対しての対応など意識が高かった。数的不利な状況の中で、攻撃の芽を摘むことが出来た森脇良太選手と槙野智章選手は、嬉しそうにハイタッチするシーンも見られた。

その後、ビブ組はGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、鈴木、梅崎、李、柏木、FW興梠。ビブなし組はGK加藤・岩舘、DF平川、坪井、永田、濱田、MF山田、青山、関根、関口、矢島、FW阪野に分かれて紅白戦が行なわれた。

IMG_20140731_144249

ビブ組みのワントップの興梠慎三選手には、ビブなし組みの坪井慶介選手が、柏木陽介選手には永田充選手がマンマーク気味に着き、上手く縦パスが入らないようにしていたが、ビブ組みは焦れずに中と外を使い分けながら攻撃を組み立てていた。

IMG_20140731_144236

IMG_20140731_144140

宇賀神「峻希と真っ向勝負を挑む」

宇賀神友弥選手は「(リーグ戦が)一回りして、ある程度結果が残せているので、更に対戦相手は警戒してくる。そういう相手にどれだけ自分たちのサッカーが出来るかだ。神戸は、強烈な外国人選手がいて、外国人選手のために周りの選手が走っているイメージがある。峻希(高橋)は、気持ちを前面に押し出すタイプではないが、移籍して始めての埼スタだから、相当負けず嫌いで気合が入っていると思う。僕は、冷静になっていなすタイプでないから真っ向勝負だ!」とチームメイトだった高橋峻希選手との対決を今から楽しみにしているようだ。

青木「チームでやっていることをピッチで表現する」

「今日は、思ったよりも暑くなかった。暑さは慣れれば平気!」と笑顔を見せた青木拓矢選手だが、ユニホームから汗が噴き出して全身が濡れていた。そして「首位は初めての経験なので良く分からない。チームはまだまだだと思う。毎回、良くなって、考えての繰り返し。新しいことを吸収してやろうという気持ち。チームがやっていることをグランドで表現する。続けていくことが大事だ」と話した。

ビブなし組みで動きが良かったのは、特に右サイドからの攻撃であった。前節の鹿島戦で出場機会が無かった平川忠亮選手などは、攻守において切れのある動きを見せていた。暑さの中で約1時間半、集中した練習が行われ、最後にミシャ監督の下で10分ほどの青空ミーティングが行なわれて練習が終わった。

今日のイチオシ!「関口選手」

平川選手と共に右サイドから攻撃の起点を作っていた関口訓充選手!本人も「コンディションは良いです!」と豪語するぐらい、動きを見ているだけでもコンディションが良いことが手に取るように分かる。視野を広く保ちながら、ダイレクトプレーが出来るように身体の向きを意識してポジショニングもしていた。「暑いけど、運動量を落とさずに、しっかり走ってもっともっと上手くなれれば良い。今、スタメンで出られれば一番だが、出られるようにアピールをし続けたい」と話した。そして、前節の鹿島戦を振り返り「こないだは決定機を外した。それは、GKがミスで失点するのと同じ重みだ!」と自責の念にかられていた。だが言葉にはしなかったが「次こそは決める!」という熱い思いが伝わって来た。

ページ先頭へ