浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】梅崎大爆発の4ゴール。「勇気をもって前に進んでいく」<阿部、那須、阪野、梅崎コメントあり>(2014/12/3)

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最終戦まであと3日

最終戦まであと3日と迫り、浦和は逆転優勝に向けて望みを掛けて走り出した。

晴れやかな晩秋の下、冷たい風が吹き抜ける12月3日午前10時から練習が始まった。アップ後に行なわれた恒例のミニゲームは、いつもよりも約9m縦に長いコートで行なわれた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、青木、関根、梅崎、柏木、FW李。ビブなし組はGK加藤・岩舘、DF濱田、永田、坪井、平川、MF関口、山田、鈴木、矢島、FW阪野、マルシオ。

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ビブ組のDFラインは高く設定され、攻守に渡り良い距離間でプレーが出来ている時間帯もあったが、前掛りになった時にボールサイドのサポートが遅く、数的不利な状況からビブなし組にボールを奪われて、逆にバイタルエリアを使われる時間帯もあった。

ミシャ監督からは「サポート!!サポート!!」と何度も練習中に声が掛かっていた。また、ミニゲーム中にフリーズを掛けて、ゴール前でのDFとの駆け引きでボールを受けるタイミングや方向など細かい指示を送っていた。

ミニゲーム中に関口訓充選手が、接触で倒れ左膝を気にして練習を中断。関口選手に代わって天野コーチが入り、ミニゲームが続けられた。

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「不整脈」で体調が心配される鈴木啓太選手は、攻守に渡り軽快な動きを見せていた。鈴木選手は、軽やかなフェイントで関根貴大選手を翻弄したり、那須大亮選手の縦パスをカットして素早くミドルシュートを狙ったり、名古屋戦に向けてしっかりとしたコンディション調整が行われているようであった。

別メニュー後にチームメイトの練習を眺めていた興梠慎三選手は「もう、無理しない~」と一言話して、ロッカールームへと引き下がって行った。

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最終戦、悔いだけは残さないように選手たちは、前だけを向いて走りだしていた。

阿部「何かを起こすためにしっかり勝つ」

ミニゲーム中に左ハムストリングを気にする仕草を見せた阿部勇樹選手は「ホームで最後の試合ですが、特別な意識はせずにやって来たことをやりたい。(優勝の行方)どうなるか、分からないですし、そのためにもしっかりと勝つことが条件です。他力なので、終わってからのことです。勝つために、G大阪の結果を気にしてもしょうがない。名古屋にしっかり勝って終われば良い。今年、最後のゲームだし勝って終わらせたい気持ちは強い。何かを起こすために、しっかり勝つ!」と勝利に拘る。

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那須「鳥栖戦が終わってから切り替わっている」

那須大亮選手は「名古屋は、セットプレーの強みもあるし、川又や永井など前線で動きが付けられる選手がいる。カウンターやセンタリングの入り方が上手いから注意しないといけない」と名古屋戦へのイメージを膨らませていた。「僕自身、鳥栖戦後の終わった瞬間から切り替わっている。可能性がある限り闘う。積み重ねて来て、今がある。良いトレーニングも出来ているし、我慢も(我慢強い闘い)出来ている。昨年よりも上積みがあって、チームとして進歩している。最後、良い気持ちで試合に臨める」と話した。

阪野「ゴールを決めることしかない」

ビブなし組みで動きが良かった阪野豊史選手は「マキ君とモリ君が前に行った時の裏を習って、とにかく点を獲ることだけ考えて練習していた」と話し、「自分が試合に出るとしたら、ゴールを決めることしかない。引き分けの時間が長かったら、自分のチャンスだったと思っていた」と今シーズンのリーグ戦で初のベンチ入りを果たした鳥栖戦を振り返った。そして「今年1年、悔しい思いをしているので、その思いをぶつける!名古屋は、センターバックが固いから、サイドからのクロスは難しいと思うが、揺さぶりを掛けてゴールを決めたい。チームが勝つことが一番!!」と名古屋戦に出場してゴールを決めてチームを勝利に導く構えを見せた。

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タカネェの今日のイチオシ!!「梅崎司選手」

ゴールに向かう姿勢で大爆発した梅崎司選手!!ミニゲームでポストに当った柏木陽介選手の跳ね返りのボールを冷静にゴールに流し込んだり、ハットトリック+1ゴールを決めた。練習後、梅崎選手は「とにかく、今日の練習でゴールを意識していた。ここ2試合、なんとなく良い結果が出ていなかった。自分自身も出し切れてない。練習からやらないと、試合では決められない。勇気を見せないと・・・。そういう力が、ゴールを生む。狭いスペースでもボールを受けて、勇気を持って前に進んで行くことが大事」と話した。
シュートを撃つ勇気、仕掛ける勇気、梅崎選手の勇気がピッチで溢れていた。

 

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