浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】山形のブロックをいかに崩すか意識付けの練習を行う(2015/3/12)

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ホーム初勝利を目指して

桜の花の蕾が、少し膨らみ始めた3月12日。気温14℃と温かい中で山形戦に向けての練習が行われた。斉藤翔太選手は卒業式のため、永田充選手は、身内にご不幸があり練習をお休みすることとなった。李忠成選手は完全別メニュー、ズラタン選手はアップのみ参加であった。

3グループに分かれてボール回しをした後、身体の向きでボールをコントロールするパスなどを織り交ぜたアップをした。ハーフコートよりも約9m縦に長いグリットで、センターラインから上下5mの所にマーカーで中盤にスペースを作り、攻撃側と守備側に分かれて5対5の状況で練習が行われた。また、サイドはペナルティーエリアラインの外にワイドの選手を配置されていた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、鈴木(青木)、梅崎、高木(柏木)、武藤、FW石原。ビブなし組は、GK大谷・岩舘、DF岡本、茂木、加賀、MF小島、青木(鈴木)、橋本、柏木(高木)、関根、平川、FW興梠で行なわれた。

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中盤のスペースをどのように使うのかが、見ていて面白かった。その中で、目立っていたのは石原直樹選手であった。中盤の空いたスペースに退いてボール貰う動きや逆に退いてもらう振りをしながらボランチの1人かシャドーの1人が使えるようにスペースを空ける動きをしていた。特にビブなし組の守備は、マンマーク気味に行なわれていた。阿部勇樹選手から退いて石原選手がポストプレーで受けたボールを左斜めに落とすと、高木俊幸選手がつかさず右サイドのスペースへ展開。スペースに走り込んだ梅崎司選手が豪快なシュートを決めるなど良いリズムの攻撃が見られた。また、ビブ組の前線は、ボールを奪われると直ぐに切り替えて前から追う守備も見られた。

2本目は、マーカーを外してミニゲームが行なわれた。高木俊幸選手に代わりシャドーに柏木陽介選手。鈴木啓太選手に代わりボランチに青木拓矢選手がビブ組に加わった。2本目のビブなし組みの動きが良く、トップの興梠選手にボールが収まるとボランチの鈴木選手が攻撃参加してミドルシュートを放つシーンが見られた。

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3本目は、ペナルティーエリアラインにタッチラインを設定し、縦に細長いグリットに設定。狭いエリアの中でワイドを使う展開は見られず、逆にミシャ監督から「ショート!ショート!ロング!縦を意識して~!」と連動した細かい動きやタイミングを要求された。
連動したショートパスを繋ぐ意識の中で、選手同志の距離間も重要なポイントの1つであった。ブロックを作り守ってくる山形戦を想定して、外を使う意識や中盤のスペースを作り使う意識、狭いエリアの中での縦への意識など選手たちにとって良い意識付けの練習となった。

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