浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日、ACL北京戦。ミシャ監督「水が口に漬かっている状況だが、アグレッシブに闘う」<ミシャ監督、那須、マンサーノ監督(北京)、エルトン(北京)コメントあり>(2015/4/7)

ACL予選突破の臨みを掛け、北京を迎え撃つ!

シトシトと冷たい春雨が降りしきる4月7日。浦和は、ACL北京国安戦に向けて試合前日練習を埼玉スタジアムで行なった。

大会のレギュレーションでは、最低15分間の練習公開が義務付けられている。ブリスベン戦の前日練習は規約の15分間のみ公開であったが、今回はペトロビッチ監督は全ての練習を公開した。

脛を打撲して戦線離脱している興梠慎三選手は間に合わず。更に、Jリーグ松本戦にフル出場をしたズラタン選手と左膝がまだ完治していない宇賀神友弥選手は、大原の練習場でコンディション調整をしていた。

軽いアップを埼玉スタジアムの第3グランドで約30分行なったのちに、選手たちは埼玉スタジアムのピッチに姿を現した。

ハーフコートのミニゲームは、ビブ組はGK西川、DF槙野、永田、森脇、MF橋本、青木、柏、平川、武藤、石原、FW李。そしてビブなし組はGK大谷・福島、DF茂木、那須、加賀、岡本、MF関根、阿部、鈴木、小島、梅崎、FW高木で、ビブなし組は北京のフォーメーションを意識して4DFであった。

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ビブなし組の4DFは堅いだけでなく、センターバックを務めた那須大亮選手とボランチの阿部勇樹選手、鈴木啓太選手のバランスが良く、ビブ組が崩すには厳しいものがあった。しかし、ビブ組は全体的にゴールに向かう姿勢を感じることが出来た。李忠成選手がDFの裏を何度も狙うシーンが目に付いたが、ボールがなかなか出て来ずもったいない感じがした。槙野智章選手から逆サイド平川忠成選手に大きく展開すると、平川選手は退き気味にボールを受けにきた武藤雄樹選手へ。武藤選手が丁寧にアーリークロスを入れるとファーサイドに走り込んだ石原直樹選手にドンピシャリと合い、豪快な右足ボレーシュートが決まった。とてもリズミカルで良い得点シーンであった。

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最初の1本目は7分間のゲームで給水タイムとなり、2本目は約20分給水なしで行なわれて練習を終えた。

ミシャ監督「水が口に漬かっている状況だが、アグレッシブに闘う」

公式の記者会見でミシャ監督は「ACLは3連敗している。何が必要なのかは、はっきりしている。我々は、水が口に浸かっているぐらい厳しい状況だ。残り3試合全て勝利が必要だ。アウェーの試合では勝利の可能性があった。北京は、良いチームだが、もったいない失点もあった。小さなミスが勝敗に繋がる。全力を尽くして、勝利を目指す」と険しい表情で話した。そして「北京は、既に9ポイント獲っている。アウェーで勝ち点1でも良い状況だ。守備的にしてくる可能性がある。ボールを保持しながら仕掛けて行くことが必要だ。アグレッシブに闘う!」と話した。

那須「自分たちの闘い次第だ」

また、ミシャ監督と同席した那須大亮選手は「やることは、明確!勝利が絶対条件。だが、慌ててはいけない。90分間、自分たちのサッカーをすることが大事。球際を負けない、基本的なことが大切だ。全てを出し切って、ゲームを支配し勝利を目指す。勝敗がどちらに転ぶか、1つのプレーで変わる。これからは、自分たちの闘い次第だ」と熱く語った。

マンサーノ監督(北京)「我々も3ポイントを獲りに行く」

一方、ACL3連勝中と波に乗る北京の公式記者会見でグレゴリン・マンサーノ監督は「明日は、パスを繋ぐ特徴のチーム同士の対戦だ。浦和は必ず3ポイントを獲りに来る。難しい試合になるが、我々も3ポイントを獲りに行く。北京は、中国リーグでもACLでも全ての試合の勝利を求められている。全ての試合を勝利するために遣っている。明日も勝ちに行く」と表情を変えずに淡々と話した。

エルトン(北京)「美しい埼スタにきてビックリした」

前回の対戦では出場停止中であったエルトン選手は「美しい埼スタに来て、こんなに素晴らしい環境でビックリした。明日は、良いパフォーマンスをしたい。カードを貰うことは、避けたいし、浦和戦で得点を決めたい」と自信あり気に話した。ちなみに、エルトン選手は、フィジカルも強くテクニックもある北京の要注意選手である。4月3日に行われた中国リーグ・上海申花戦でゴールを決めている。

いずれにしても、浦和がACL予選突破するために残された道は、ただ1つ!勝利あるのみ!!最後の望みをかけて、北京戦に挑む。

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今日の埼玉スタジアムは、真冬並みの寒さであった。明日も寒の戻りで冷え込みが予想されます。観戦にいらっしゃるサポーター・ファンのみなさまは、どうぞ温かくしてお越し下さい。

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