浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日、甲府戦。出場停止の宇賀神の代わりに梅崎が入る。 (2015/4/28)

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出場停止の宇賀神の代わりに梅崎が入る。

好天候に恵まれて、すっかり夏日となった4月28日。練習前のピッチには、通常とおり水が撒かれて涼しげに感じられたが、選手たちが練習を始めると一気に熱くなった。

恒例のミニゲームでは、ビブ組はGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF梅崎、阿部、柏木、関根、高木、武藤、FWズラタン。ビブなし組はGK大谷・福島、DF岡本、那須、加賀、MF橋本、鈴木、青木、平川、興梠、小島、FW李であった。

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ビブなし組がボールを保持した時の、ビブ組の守備の仕方が面白かった。ビブなし組のDFがボールを持って開いた時に、前線からスライドをする守備でパスコースを限定させたり、前線から激しいプレスをかけて、高い位置でボールを奪いショートカウンターを狙うシーンも見られた。前プレスで行く場合とリトリートして行く場合の判断が非常に良かったように思えた。

ビブ組は、全体の守備に関する動きがよく連動し、ボールを奪う同じイメージがピッチの中で描かれていた。槙野智章選手からボールをビブなし組みに奪われると「早くポジションを取り直せ!」と前線の選手に向けて檄が飛んでいた。そして、ボールを奪ってからは、テンポの良い攻撃が生まれていた。左のシャドーを任せられた高木俊幸選手が、梅崎司選手とポジションチェンジしながらDFとGKの間を狙うクロスを入れたりするシーンもあった。
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ビブなし組もボールを奪い合う接触プレーから、柏木陽介選手のストッキングが破れるほどの激しさを見せていた。また、ほんのちょっとした隙に鈴木啓太選手が強烈なミドルシュートを放ったり、怪我明けの興梠選手が身体を張ったプレーからゴールを狙ったりしていた。今日のラストゴールは、ビブ組みのDFを翻弄するような小気味の良いステップからドリブルシュートを決めた李忠成選手であった。

1時間ほどの短めの練習であったが、守備を固めてカウンターを狙ってくると予想される甲府から、ボールを奪い鋭い攻撃を仕掛けてゴールを決めるイメージは出来ているようだ。

開幕から無敗と波に乗る浦和は、1勝6敗と苦しい状況に追い込まれている甲府と、4月29日に中銀スタジアムに乗り込んで対戦する。首位対下位の対決だが、甲府をなめてかかってはいけない。居残りシュート練習をしていた武藤選手、槙野選手、ズラタン選手、興梠選手、李選手、高木選手、梅崎選手たちの姿が頼もしかった。

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