浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう番外編】再開後は、白木、清家の10代コンビがチームを勝利をもたらしてくれるはずだ<吉良、猶本、高畑コメントあり>(2015/6/12)

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今日のイチオシ!!「白木星選手と清家貴子選手」

練習が終わり、思わず両ひざに手を当てる選手もいた。過酷な練習であったのにも拘らず、クールダウンもしないで、シュート練習を始めた選手がいた。白木星選手と清家貴子選手である。身体を半身にしてパスを受けるとゴールに向かうボールコントロールから、思いっ切り足を振り抜いていた。位置を変えたりしながら2人で何度もシュートを放っていた。疲れているはずなのに、軽快なステップワークを見せる恐るべし10代女子パワーだ!!この夏、白木選手と清家選手のゴールが炸裂し、チームに勝利をもたらせてくれるはずだ!なでしこリーグ再開が本当に待ち遠しい。

吉良「今季は走りきれていなかった。それが結果に出ている」

浦和の得点源の1人でもある吉良千夏選手は「今日からサッカーしながらの走りが始まった。先週は、フィジカル中心だった」とボールを使っての練習が嬉しかったようだ。そして「今シーズン、リーグが始まってから試合では、走り切れていなかった。それが、結果に出ている。フルに絡めていなかったので、コンディションをあげる。チームは土台作りをしているところ。狭いグリッドで追い込んでボールを取りに行くことと、パスコースを切るだけでなく、ボールに厳しく寄せる意識でやっていた」と前線の守備意識を高く、奪ったあとに早い攻めを心掛けて練習に取り組んでいた。

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猶本「90分を走りきる強みが出せるようにしたい」

「前半戦に良い結果が残せなかった。まだまだチャンスがある順位だ。後半に絶対、巻き返す!」と目をギラギラしながら話してくれたのは、猶本光選手であった。なでしこJapanの一員としてカナダワールドカップ出場を思い描いていたが、昨シーズンの終盤の怪我の影響もあり悔しい思いをした。しかし、本人は「あのコンディションでは・・・。狙っていたけど、今は無理!次ですよ」と気持ちを切り替えていた。今は、如何にレギュラーシリーズ後半戦を闘うかに集中していた。「ミニゲームは、もう無心だった。戦術はこれからだけど、個人的にも90分を走り切る強みが出せるようにしたい」と力強く話した。

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高畑「まずは原点に戻る」

DFの要である高畑志帆選手は「毎日、きついです」と本音をちらりと零れたが、すぐに厳しい表情になり「前半戦、自分たちの良さが発揮出来なかった。我慢の試合が続いていた中で、我慢しきれずに悔しい試合になった。厳しいトレーニングだけど、苦しい中でどれだけ出来るかが大事になってくる。トレーニングでやって、現状を把握する。距離間や攻守の切り替えを早くして、自分たちから先手を取るために、早くプレスを掛けることが足りなかった。まずは、原点に戻る」と身を引き締めて話した。

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過酷なトレーニングが、必ず実のる時が来る。レッズレディースの選手たちの汗と息遣いが、そう感じさせてくれた。なでしこリーグ再開は、7月12日浦和駒場スタジアムにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦する。再開までちょうど1カ月だ。走れ!浦和の女たち!

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