浦和フットボール通信

MENU

【河合貴子の大原なう】名古屋から新たなるスタート!<ペトロヴィッチ監督コメントあり>(202/7/24)

DSC_0843

ここから新たなスタートだ!気持ち引き締め、いざ名古屋へ!!

練習場の温度計が38℃を指し、脳みそが溶けだしそうな猛暑となった7月24日。そんな過酷な真夏の太陽の下でも浦和の選手たちは、元気いっぱい名古屋戦に向けて汗をかいた。

DSC_0923

アップ後に行われたハーフコートのミニゲームは、ビブ組がGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、高木、FWズラタン。ビブなし組がGK大谷・福島、DF岡本、永田、加賀、MF橋本、鈴木、青木、平川、梅崎、李、FW興梠で行なわれた。

DSC_0015

 

1本目、ファーストゴールを決めたのはビブ組の高木俊幸選手であった。昨日と同様、動きに切れがあり名古屋戦に向けて気持ちの籠ったプレーを見せていた。しかし、ワントップのズラタン選手にボールがなかなか収まらなかった。

ビブなし組は5DF気味となっていたために、セカンドボールを良く拾うことが出来き、前線と中盤との距離間が非常に良かった。柏木陽介選手が、冷静にDFを交わしてゴールを決めるシーンもあった。一方、ビブなし組は、縦に早い攻撃を見せていた。興梠慎三選手に縦パスが入ると、李忠成選手と梅崎司選手のシャドーの2人に攻撃のスイッチが入った。ビブ組のボールの失い方が悪く、ビブなし組みのDFラインから、加賀健一選手が持ち上がり豪快にゴールを決めた。

DSC_0850

 

2本目は、ワントップを入れ替えて、ビブ組のワントップを興梠選手が務め、ビブなし組のワントップをズラタン選手が務めた。興梠選手は、暑さからか少し身体が重そうに感じたが、周りを活かしながらシンプルにプレーをしているようであった。

CKの守備と攻撃を織り交ぜてゲームが行なわれ、右CKのキッカーを務めた高木選手からドンピシャの精度の高いボールが入ったが、那須大亮選手は決めきることが出来ずに悔しがっていた。また、ビブなし組も鈴木啓太選手のアーリークロスに対して斜めにオーバーラップして来た加賀選手が頭でゴールに叩き込んだ。ビブ組の守備陣は、斜めに走りこまれて加賀選手を捕まえ切れずにいた。ラストゴールは、ビブなし組のDFの一瞬の隙を突いた武藤雄樹選手であった。

名古屋に向けて出発までゆとりがあった選手たちは、那須選手と槙野智章選手は負荷をかけた走りを行い、柏木選手は軽いランニング、宇賀神友弥選手と李選手はクロスからのシュート練習などそれぞれが思い思いの時間を過ごしていた。

DSC_0945

居残り練習が終わると、西川周作選手と槙野選手が談笑したり、堀コーチと李選手がプロレスで対決したりとリラックスムードに包まれていた。李選手に押さえこまれていた堀コーチは「精神的には、俺の勝ちだ!!」と嬉しそうにロッカールームへと引き上げて行った。

DSC_0982

また昨日、チーム練習時間に初めてピッチに姿を石原直樹選手は、今日もゆっくりと歩き、そして本当に短めのランニングを行なっていた。

DSC_0971

ペトロヴィッチ監督「名古屋は危険なチームだ」

練習後、ペトロヴィッチ監督は「名古屋は、非常に能力の高い選手が揃う危険なチームだ」と警戒をしていた。そして「決して、広島戦を負けたと思っていない。広島は成熟したサッカーが出来るチームだ。同点になるまでは、圧倒的な内容で素晴らしいゲームだった。高木に関しても、悪いプレーをしたと思ってない。試合の前から彼を信頼しているし、試合の後も信頼している。広島に負けたけど、若い選手が出て来た。それが浦和の勝利だという記事があっても良い」と話した。また、日本代表に5選手選出されたことを受けて「自分のクラブから代表に入ったのは喜ばしい」と笑みを零したが、急に険しい表情を浮かべて「東アジア杯の期間、5人がいない練習になる。しかも、公式戦の2日前に帰って来る。チームとして、監督としての難しさがある。日程は受け入れて行くしかない」と話した。

浦和でも活躍があっての日本代表だ。選出された5選手は、浮かれることなく名古屋戦に向けて良い準備は出来ている。浦和は、無敗記録は止まったが、2ndステージ制覇に向けて連敗は許されない。選手たちは、ユニフォームからスーツ姿へと着替え、気持ちを引き締めてアウェーの名古屋へと乗り込んで行った。

ページ先頭へ