浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】横浜FMを想定した4バック対策を行う(2015/8/27)

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横浜FM戦に向けて

秋の気配が漂い始めた8月27日。朝夕は過ごし易くなってきたが、ミーティングを終えて練習が始まるころは、残暑の厳しさを感じた。

アップを終了すると、斎藤翔太選手と茂木力也選手は天野コーチの下で練習に取り組んでいた。センターラインを挟んで約5mのところにマーカーが置かれ、ハーフコートよりも約9m縦に長いグリットが作られた。真ん中の空いたスペースを越えて、相手陣内に攻撃のサポートと入れる選手は1人と制限が設けられ、攻撃側と守備側に分かれて対峙した。対峙した際に、守備側がボールをインターセプトとすると攻撃側は前プレスを激しくかけて前から嵌めこむ守備を見せた。また空いたスペースを連動したオフザボールの動きが選手たちに求められていた。最初の縦パスは、ダイレクトプレーが求められ、ミシャ監督からは「オープンスペースを使え!」とミシャ監督から指示が飛んだ。

1本目は、守備側GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF阿部、柏木。それに対峙する攻撃側はMF宇賀神、武藤、梅崎、関根、FW興梠と守備側GK大谷・福島、DF岡本、永田、加賀、MF鈴木、青木に対峙する攻撃側はMF橋本、高木、李、平川、FWズラタンであった。

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(ビブ組GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF阿部、柏木、橋本、高木、李、平川、FWズラタン。ビブなし組がGK大谷・福島、DF岡本、永田、加賀、MF鈴木、青木、宇賀神、武藤、梅崎、関根、FW興梠。)

ビブなし組は、鈴木啓太選手がDFラインに入って、ビブ組のシャドーの選手の動きに合わせるような守備が見られ、ビブ組は前線にボールが収まらないシーンがあった。思わず槙野智章選手が高木俊幸選手に「トシ~タイミング良く入って来て!」と要求するとビブ組の高木選手を含めた前線3選手の動きがスムーズになった。

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すると、槙野選手が縦パスを入れてタイミング良く相手陣内に上がり込むシーンが見られた。一方、ビブ組は鈴木選手から武藤雄樹選手へと縦パス入り、武藤選手が宇賀神友弥選手に預けると、宇賀神選手のクロスを興梠慎三選手がヘディングシュートを狙ったり、縦パスが入ると連動した素早い攻撃が見られた。

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2本目は、攻撃側の選手をそっくりそのまま入れ替えて行なわれた。ミシャ監督から「前に縦パスが入った時に、早くボランチがサポートに入ろう」と声を掛けた。すると、攻守の切り替えがより早くなり、両チーム共に動きが良くなった。

3本目は、真ん中の空いたスペースのマーカーが取り外されて、ミニゲームが始まった。ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、武藤、梅崎、FW興梠。ビブなし組は、次節対戦する横浜FMを意識して4-2-3-1のシステムでGK大谷、DF橋本、永田、加賀、岡本、MF鈴木、青木、高木、李、平川、FWズラタンであった。

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縦パスを意識する中で、ビブ組は「さがるなぁ!」と声を掛け合いDFラインを高く保ちコンパクトを心掛けていた。練習の締めとなるラストゴールは、那須大亮選手から大きく右のワイドの関根貴大選手へと展開し、関根選手の動きに釣られて飛び出した大谷幸輝選手の隙を突くように、関根選手のグランダーのクロスを梅崎司選手が無人のゴールへと流し込んだ。

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横浜FMは、浦和に合わせてシステムチェンジして来るとは思えない中で、4DFに対して良い崩しのイメージが出来たようだ。

 

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