浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】川崎戦に向けた最終調整。右ストッパーに岡本が入る(2015/11/6)

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残り2試合、まずは川崎戦だ!!

「秋のつるべ落とし」と昔から言われるように、日暮れが本当に早くなったと感じる11月6日。射し込む西日を気にしながら午後2時半から、川崎戦に向けての前日練習が始まった。

昨日、足の張りで別メニューだった関根貴大選手も元気な姿を見せ、同じく左ふくらはぎ軽い肉離れで離脱していた永田充選手も復帰し、リーグ終盤で離脱している選手がいない状況となった。

アップ後、天野コーチの下で、永田選手と石原直樹選手、斎藤翔太選手は、GKを合わせて2対2となる状況のシュート練習を行なった。もちろんゴールは、岩舘直選手と福島春樹選手が交代で守っていた。その他の選手たちは、恒例のハーフコートでミニゲームを行なった。イエローカード累積で次節・川崎戦を出場停止となった森脇良太選手のポジションを、昨日は加賀健一選手が務めていたが、今日のミニゲームでは岡本拓也選手が任されていた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、岡本、MF宇賀神、阿部、柏木、関根、高木、梅崎、FW興梠。ビブなし組は、GK大谷、DF橋本、森脇、加賀、MF茂木、鈴木、青木、平川、武藤、李、FWズラタン。

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1本目、ビブ組のワントップを務めた興梠慎三選手が前線から嵌めこむ守備を掛けると、ビブ組がDFラインを高くしコンパクトを保ち、主導権を握っていった。

那須大亮選手から縦パスが高木俊幸選手に入り、高木選手の落としを興梠選手が丁寧にシュートを放ちゴールネットを揺らした。昨日まで、シャドーでプレーをしていた興梠選手であったが、やはりワントップのポジションの方が、生き行きとした動きを見せていた。また、興梠選手の落としから高木選手がゴールを決めたり、宇賀神友弥選手の左からのクロスに対し、右のワイドから斜めにゴール中央に走り込んだ関根選手がゴールを狙うなど、攻撃的な姿勢を貫いていた。

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右のストッパーを任された岡本拓也選手は、人とボールに対して身体を張った厳しい守備を見せ、ボールを奪うと前持ち上がり攻守の切り替えの速さを見せるシーンもあった。

2本目は、前線の3選手の組み合わせを、梅崎司選手と武藤雄樹選手を入れ代え、ビブ組の左のシャドーを武藤選手が務め、右のシャドーを高木選手が務めた。

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ビブなし組は、1本目の反省を生かしてボランチからサイドへと展開したり、ズラタン選手のポストプレーから青木拓矢選手がミドルシュートを狙うシーンもあった。しかし、ゲームの主導権を握っていたのは、1本目と同様にビブ組であった。

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ビブ組の後方からの攻撃の組み立ての際、那須大亮選手が右に流れた時に柏木陽介選手から岡本拓也選手へ「タク!お前が出ろよ~!お前だろ!?」と檄が飛ぶシーンがあった。

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柏木選手の指示は、実に的確であった。両チーム共に、球際激しく攻守の切り替えが早い攻防を見せていた。ラストゴールは、那須選手が起点となり高木選手へと縦パスが通り、興梠選手、武藤選手とショートパスでビブなし組みのDFを揺さぶり、武藤選手のスルーパスに抜け出した高木選手のシュートであった。

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攻守に渡りビブ組のイメージが良く、1時間ほどで練習が終了した。

浦和は、残り2試合で年間首位を奪還しチャンピオンシップを優位な状況で闘いたい。次節、川崎戦にしっかり勝利を収めて最終節に望みを繋げたいところだ。

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