【無料記事/河合貴子の大原なう】李「悔しいシーズンだったので、自分のプレーを魅せたい」<李コメントあり>(2015/11/26)
今日のイチオシ!「李忠成選手」
ミニゲーム1本目でワントップを務めた李忠成選手は、最終戦の神戸戦と同じように軽快な動きを見せていた。2本目でズラタン選手がワントップを務めたためにシャドーのポジションで起用された。
2本目のミニゲームが始まる前に「チュン、あのぐらいなら行ける?!」と柏木選手が李選手に声を掛けると、李選手は「大丈夫!身体の向きで足元で止めて、前に行ける」と笑顔を見せて答え、パスの受け手と出し手のコミュニケーションを取っていた。
更に、槙野選手が「チュン君!守備の時なんだけど・・・」と前線から嵌めこむ守備の仕方に付いて具体的に話すシーンがあった。柏木選手と槙野選手とコミュニケーションを取った李選手は、シャドーに回っても前線から嵌めこむ守備や、退いて楔のパスを受けるなど豊富な運動量を見せ付けていた。今日のイチオシは、李忠成選手だ!!
李選手は「いつも通りにやっているだけだ。変わらないよ」と照れ笑い。そして「結果が出ると信じてやっている。今シーズンは、悔しいシーズンだったので、自分のプレーを魅せたい。全ては次の試合だ。G大阪には、昨年負けている悔しさがある。何が何でも勝ちたい。だが、昨年負けて学んだのは、気負い過ぎると良く無いことだ。とにかく、ピッチを駆け回り、DFもオフザボールの動きも躍動する。前線から行くところと行かないところのしっかりと使い分ける。簡単に交わされたら、逆に上手い形でG大阪にやられてしまう」と気負わずに、強いメンタルを持ち冷静な判断力を持って試合に挑む。
神戸戦では、1ゴール2アシストだったが、5ゴール全ての得点に絡んだ。「周りが見えているし、今のコンディションが結果に出た」と嬉しそうに李選手は話した。コンディションの良さが、今日のミニゲームでも出ていた。その流れをチャンピオンシップのG大阪戦に持っていきたい。