【河合貴子の大原なう】虎視眈々の出場を狙う伊藤「できる自信はある」<伊藤、高木、興梠コメントあり>(2016/3/4)
伊藤「できる自信はある」
開幕戦となった柏でベンチ入りを果たした伊藤涼太郎選手は、虎視眈々とホーム開幕の磐田戦のベンチ入りを狙っている。「ACLメンバーが帰って来て、揃った中での練習だった。昨日の自分より今日の自分の方が上手くなっているという思いで、新人選手ではなく、普通のJリーガーと思ってやっていかないといけない。みんなに食らいついていくし、追いついてポジションをものにする。公式戦ではなかったが、昨年のFC東京との練習試合で自分を出せた。練習試合で出来たのだから、出来る自信はある。でも、不安もあるし、楽しみでもある」と複雑な表情を浮かべた。そして「試合に向けて良い準備をしていけば、出来ると思うし、気持ちも楽になる。レッズは、ボールを持つチーム。退いてきた相手をレッズはドリブルとパスで崩していける。退かれたからこそ、レッズのパスサッカーが生きる」と自信たっぷりにニヤリと笑った。また、3月1日には作陽高校の卒業式出席し「ベンチの姿よりもピッチに立つ姿を見せたい」と新たな気持ちでベンチ入りを目指す。
高木「プレーや成果は得られなかった」
ACLでスタメンを飾った高木俊幸選手は「その試合で何か出せたかって言ったら、そんな感じでは無かった。納得した試合ではなかった。プレーする機会を貰えて、試合勘は戻せた。サイドでシンプルにボールを受けて仕掛ける場面は出来たが、前半はそんなシーンが余りなく、後半にボールが来だしたところで交代になってしまった」と無念の言葉を口にした。「手応えまで行ったが、プレーや成果は得られなかった。次に来るチャンスを生かす。そのチャンスを掴むには、明日の練習しか残っていない。しっかり見せて、試合に行けるぞってアピールしないとノーチャンスだ。明日の練習では、1番は切れの部分で自分の良さを出し、ハードワークで戦える姿勢を見せていかないと選ばれることはない。去年よりもいっそう層が厚くなった。しびやで厳しい。もらったチャンスを生かさないとチャンスは少なくなってくる。チャレンジャーでやるしかない」と闘志を燃やした。
興梠「コンディションは良い!」
ミニゲームでファーストゴールとラストゴールを決めた興梠慎三選手は「コンディションは良いですよ!!悪くない」と笑顔をみせた。「ACL浦項戦は、ジュビロ戦のために途中から出たし、試合に向けての準備はしている。武藤を横に置いて、チュンと俺はわりと入れ替わってまた違った形が出来る。スペースがない中で、退いてボールをもらうことも大事だ。相手に固められて、俺らも動けないと死んでしまう。ズラ(ズラタン選手)が入ったら外から放り込めば高さが生きる。でも3人(武藤選手 李選手 興梠選手)はそこまで高さがない。だから、3人のコンビネーションで崩す。そこを工夫しながらやっていく」と息の合ったコンビネーションでゴールを狙う姿勢を見せた。