【河合貴子の大原なう】軽めのコンディション調整を行う。(2016/4/22)
オーストラリアから帰国した選手たちのコンディションを考慮した軽めの調整
雨上がりの澄み切った空気が心地良く、爽やかな天候に恵まれた4月22日。ACLグループステージ突破を決めて、昨日シドニーから帰国した選手たちと浦和に残りリーグ戦に向けて練習をして来た選手のコンディションの差は大きかった。
シドニー戦で負傷したズラタン選手は、右足関節捻挫で明後日の川崎戦は難しく、腫れの引き具合など経過観察となった。
選手たちは、ランニングとストレッチを行った後、3グループに分かれて通称“鳥かご”のボール回しで汗をかいた。
Aグループ 伊藤、岩舘、青木、福島、橋本。
Bグループ 李、永田、森脇、石原、柏木、平川、関根、大谷。
Cグループ 宇賀神、那須、槙野、高木、阿部、武藤、駒井、駒井、梅崎、西川、加賀。
一番賑やかで楽しそうにボール回しをしていたのは、宇賀神選手や那須大亮選手、槙野智章選手などのCグループであった。
ボール回し後、堀コーチは「シドニー戦出場メンバーとスタメン以外は別れて~」と声が掛かり、天野コーチからは「10分、10分ね」のかけ声と共にランニングがはじまった。
堀コーチ率いるACL出場組はステップワークを入れたランニング、天野コーチ率いる大原組はピッチの横幅をダッシュし縦を軽く流すようなランニングであった。
両グループ共に10分が経過すると「反対回り」の声で方向転回をして、ひたすら走り続けていた。
また、コンディションの都合でボール回しに参加しなかった遠藤航選手は、ランニングには参加していた。ACLグループ組みは、さすがに9時間の移動と試合の疲れがあるようで武藤雄樹選手や那須大亮選手は身体が重そうに走っていた。
反対回りの声に50mほど遅れて逆回りを始めた西川周作選手は、先を走る柏木陽介選手に「待ってくれよ!!ひとりは寂しいよ~」と声を掛けて走るスピードを上げた。そして、半周で追いつき、その次の周回ではトップに躍り出ていた。
「気温が上がっているから、しっかりと水を取って~」と天野コーチから水分補給を促す指示が飛んでいた。
先に練習を終えたのは、ACL出場組であった。また、それぞれの組が練習を終えるとミシャ監督を囲み青空ミーティングが行われていた。そして、大原組の駒井善成選手や宇賀神友弥選手、伊藤遼太郎選手などは居残り練習でさらに汗をかいていた。
首位攻防戦となる川崎戦を万全なコンディションで迎えられるように、軽めの調整で終わった。