浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日、名古屋戦!ペトロヴィッチ監督「襟を正し、緊張感を持ち、強い気持ちを持てと選手に働きかけた」<ペトロヴィッチ監督コメントあり>(2016/4/28)

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驕れずに、身を引き締めてホームで名古屋を迎え撃つ!

昨夜から降り続いた雨は、止むことを知らず早くも梅雨入りしたような空模様となった4月28日。前節、川崎との首位攻防戦を征して、ファーストステージを首位で折り返した浦和は、降りしきる雨の中で名古屋戦に向けて試合前日練習が始まった。

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ミーティングを終えた選手たちは、雨を振り払うようにハイテンションで明るい表情でピッチに姿を見せた。別メニューのズラタン選手は、驚異的な回復力を見せて昨日よりも早いステップワークで軽快な動きを見せていた。動きだけをみれば、ACL浦項戦に間に合うようにも感じとれた。

また、アップ後に阿部勇樹選手と興梠慎三選手の二人は、別メニューでコンディション調整をしていたが、特に問題はなく名古屋戦に向けて万全な体勢を整えたようだ。

恒例のハーフコートのミニゲームでは、両サイドを5mほど横幅を短くして行われた。ビブ組は、GK西川、DF槙野、遠藤、森脇、MF宇賀神、青木、柏木、関根、武藤、梅崎、FW李。ビブなし組は、GK大谷・福島・岩舘、DF橋本、永田、イリッチ、加賀、MF駒井、那須、高木、伊藤、平川、FW石原で、名古屋のシステムを意識して4-2-3-1の布陣であった。

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1本目、立ち上がりから両チーム共に攻守の切り替えが早く、特にビブ組の前線からの追い込むプレスのかけ方は激しかった。

西川周作選手から縦に早いパスで柏木陽介選手に楔が入り、柏木選手から縦に抜けた李忠成選手がヘディングシュートを放っていった。

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一方、ビブなし組は、トップ下に入った伊藤涼太郎選手から右の平川忠亮選手へと展開し、平川選手の折り返しのクロスを石原直樹選手が見事なタイミングで合わせてゴールを決める動きを魅せた。

ビブ組も外と中を上手く使い分けて崩しチャンスを作るが、決めきれないでいた。一進一退の攻防の中で、右のDFラインに入った駒井善成選手から大きく逆サイドの橋本和選手へとロングフィードとし、橋本選手のクロスをしっかりと那須大亮選手が決めて、ビブなし組はチャンスをものにしていった。

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2本目、主導権を握ったのはビブ組であった。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けていった。柏木選手からオーバラップした森脇選手へ、しかし森脇選手のクロスはゴール前の武藤雄樹選手とわずかに合わず、李選手の落としを槙野選手がミドルシュートを放つも枠の外、退き気味の梅崎司選手が起点となって関根貴大選手へ、関根選手のクロスのこぼれ球を武藤選手が狙うも決まらず。左斜め45度付近から狙った武藤選手のシュートはクロスバー直撃!とチャンスを作るも決めきることが出来なかった。

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柏木選手から李選手へと縦パスが通り、李選手が丁寧に武藤選手へパスを出すと、後方からシュートコースが見えていた西川選手が「シュートだ!!」と大声で叫んだ。だが、西川選手の叫び声も虚しく武藤選手のシュートは、ゴール右へと逸れてしまった。

逆に、ビブなし組は高い位置でボールをキープした伊藤選手が、軽やかなステップワークでDF陣を翻弄してドリブルシュートを決めた。

ビブなし組は、ビブ組にボールを保持させて、奪うタイミングをチーム全体で見極めて、素早い攻撃を狙い通りに仕掛けていた。ラストゴールの声が掛かると、両チームの攻防は激しくなり、お互い譲らない展開になっていった。

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なかなかゴールが決まらない中、森脇選手がインターセプトして柏木選手へ、柏木選手から李選手へ、そしてゴール前へと走り込んだ森脇選手が李選手からパスをもらって豪快にゴールを決めた。

練習が終わるころには雨は少し小降りとなったが、雨の中で激しいミニゲームを終え、約1時間の練習を締めくくった。

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ペトロヴィッチ監督「襟を正し、緊張感を持ち、強い気持ちを持て」

練習後、ミシャ監督は「名古屋は、しっかりとした組織と個人能力を揃えたチームだ。前にスピードある選手、高さがある選手を揃えている。我々の選手たちは、非常に高いモチベーションで臨んでくれる。走る、闘う、規律を守る。チームとしてハードワークなくして良い結果は得られない。ここ最近、良い内容で良い結果を出している。パフォーマンスは称賛に値するが、称賛されて鼻が高くなったら間違いだ。襟を正し、緊張感を持ち、強い気持ちを持てと選手たちに働きかけた」と厳しい口調で話した。

前節の川崎との首位攻防戦を征して首位に立った浦和。驕れる(おごれる)ことなく、しっかりと名古屋戦を下し、首位固めしたいところだ。

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