浦和フットボール通信

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浦和の少女たちの夢をのせて~第4回めざせ!!“なでしこ”女子サッカー教室

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(Report by 河合貴子)
西日が傾き少し暑さが和らぎだしたころ、水筒を片手に浦和区在住・在学の小学1年生から中学3年生までの元気の良い女子たちが続々と浦和駒場スタジアムに集まってきた。

『第4回めざせ!!“なでしこ”女子サッカー教室』に参加した、夏休み真っただ中の子供たちは、憧れのレッズレディースの選手たちとサッカーが出来ることがとっても嬉しそうであった。

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女子児童・生徒向けのサッカー教室は、日本全国でもあまり例がない。小さい頃からサッカーに触れ合う環境にある浦和ならではのサッカー教室を浦和区が主催した。講師は、もちろん浦和レッズレディースの吉田靖監督を初めとするコーチングスタッフとレディースの選手たちである。

元浦和レッズレディースの柳田美幸さんの進行の下で『第4回めざせ!!“なでしこ”女子サッカー教室』が始まった。

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浦和区の川島区長が「観るサッカーも楽しいですが、するサッカーはもっと楽しいです。レッズレディースのお姉さん方と一緒にサッカーを楽しんで下さい」と挨拶をした。柳田さんも「気合いを入れましょう!サッカー頑張ろう!!」とかけ声を掛けると参加した少女たちも少し照れながら「オゥ~!」と握り拳を天へと突き上げた。

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長井敦史コーチの下でアップが始まり、軽いランニングからコミュニケーションを図るジャンケン対決で身体を軽くほぐした。ジャンケンで3連勝しないとゴールに辿り着けない条件の中で、長船加奈選手は強運を見せて堂々と2位でゴール!!

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ゴール目前にタイムアップとなってしまった猶本光選手は、思わずずっこけて苦笑い。また、「サッカーは一人では出来ないから~」と二人一組となって、レディースの選手たちが投げ入れるバランスボールを避ける競技もアップの中に取り入れられていた。

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少女たちは、投げ入れられたバランスボールに「キャ~」と甲高い悲鳴を上げて、友達の手を放さないように必死に逃げ回っていた。

アップが終わると小学校1・2年生、小学校3・4年生、小学校5・6年生&中学生の3グループに分かれて、さまざまな条件が課せられる中で選手たちと一緒にミニゲームを楽しんでいた。

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小学校5・6年生&中学生のグループでは、経験者が多く「ラストプレーだよ!勝つよ!」と気合いの声が上がっていた。

また、戦線離脱している臼井理恵選手は「みんな楽しそう!観てたらやりたくなりますね」と羨ましそうに眺めていた。同じくリハビリ中の高畑志帆選手は「私、球拾いします」とボールの行方を真剣に見つめていた。

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最後に、吉田監督が「サッカー楽しかった人?!」と少女たちに声を掛けると、もっとボールを蹴りたそうに「ハ~イ!」と元気よく手が上がった。そして「初めてサッカーをやった人もいると思うけど、練習すれば必ず上手くなる。サッカーは、凄く楽しい。ドンドン練習して、上手くなってレッズレディースに入団して、ナデシコやオリンピックで活躍して欲しい。夢をいっぱい持って欲しい」と話し「レッズレディースの試合を毎試合、観に来て欲しい。絶対に観に来て!必ず、今日一緒にサッカー遣った選手たちが活躍するから」と試合観戦も呼びかけていた。

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選手たちを代表して猶本選手は「楽しい気持ちをずっと持ち続けてサッカーに取り組んで欲しい」と話した。

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そして、少女たちとハイタッチしてステッカーと9月18日岡山湯郷Bell戦のペアーチケットのお土産を渡して女子サッカー教室を締めくくった。

スマイルサッカーに所属してサッカー経験者の小学3年生のかよさんは「凄く楽しかった。足が速くて、柴田華絵選手みたいになりない。将来はレッズレディースの選手になりたい」と目を輝かせていた。

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憧れの選手として名前が上がった柴田選手は「やっぱり、あの選手みたいになりたいって、憧れてもらえる選手になりたいです」と照れながら話し「楽しかった!自分が子供のころに女子のサッカースクールとか無かった。羨ましい。みんな一生懸命やっていて、初心に戻れた。純粋ですよね」とサッカーを通して少女たちの純粋な心に触れた。

小学1年生の岩瀬わかさんは「幼稚園にハートフルが来たときに、初めてサッカーをしてから、サッカーが大好きになって、レッズが大好き!みんな格好良い!レディースの選手たちともっともっとサッカーやりたくなった。パパもサッカーが好きで、パパと一緒にサッカーしたい」と嬉しそうに話し、「大きくなったらお医者さんになって、怪我した選手を治してあげたい」と目をキラキラと輝かせていた。

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また、夏休みを利用してアメリカのカリフォルニア州サンディエゴから、浦和の祖父母の家に遊びにきていた中学1年生のロースレ・レイラニさんと小学5年生のロースレ・カレニアさんも姉妹で参加。姉妹は、サンディエゴで別々のサッカーチームに所属しているそうだ。

姉のレイラニさんは、ノースフォレストで右のMFを任されていて、オリンピックに出ているアメリカ代表女子に憧れていたが「色んなテクニックを持った選手たちがいた」とレッズレディースの選手たちから刺激を受けたようだ。

マリッツでFWを任されいる妹のカレニアさんは「アメリカはいつも新しいことに取り組んでいる。日本はベーシックだが、スキルが高い。猶本選手と一緒にサッカーを遣って友達になった。代表戦で対戦したい」とアメリカ代表として猶本選手とピッチで闘う夢をもった。

レッズレディースの選手たちと少女たちは、1つのボールを共に追いかけ絆を深めた。そして、サッカーを通して夢と希望に胸をときめかせていた。

写真レポート

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