浦和フットボール通信

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【選手ミニコラム】輝く赤いダイヤの原石~浦和ユース5人衆

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名古屋戦に勝利を収め、一夜明けた8月14日。立教大学体育サッカー部との練習試合が行われた。名古屋戦で西川周作選手のFKのロングフィードから、相手GKの頭上を越す技ありシュートを決めたズラタン選手も関根貴大選手に代わって入り果敢に攻撃参加した梅崎司選手も練習試合に強行出場した。試合に帯同した選手も名古屋から移動しての当日試合で、身体が重く感じたのは事実であった。帯同しなかった選手とのコンディションに、ばらつきがあったのは明らかだ。

そんなトップチームの選手たちを助けるために、浦和ユースから5人の選手が招集された。もちろん、2種登録されている高校3年生の渡辺陽選手と高校2年生の橋岡大樹選手は、夏休みを利用してトップチームの練習に参加している。

そこに、シマブク・カズヨシ選手と長倉幹樹選手、関根束真選手の高校2年生トリオが加わった。高校2年生トリオは、午前中に流通経済大学との練習試合をしてきたそうだ。残念ながら、立教大学との練習試合に長倉選手の出場機会は無かったが、アップしながら戦況を見つめる目はプロ選手と同じであった。

アップしている長倉選手からは「出場するチャンスがあったら・・・」と気持ちが伝わって来た。

大学生に当たり負けするシーンはあったが、橋岡選手はポジショニング良く右のワイドからDFの裏を狙って飛び出し、クロスや強烈なシュートを狙っていった。

後半の頭から出場したシマブク選手は、果敢にゴールを狙う動きをして立教大学のDF陣を脅かしていた。

関根束真選手は、右サイドから相手DFをスピードあるプレーで置き去りにしてクロスを入れて来た。そして、フル出場を果たした渡辺選手は、試合終了間際に石原選手のパスに走り込み、豪快に右足を振り抜きゴールを決めた。

トップチームの選手たちとのコンビネーションプレーは、正直難しいところはある。だが、浦和ユースの選手たちは、自分たちが出来ること、やるべきことを臆する事なく魅せていた。浦和ユース5人衆は、まさに輝く赤いダイヤモンドの原石であった。

浦和ジュニアユースからユースに上がるのも狭き門である。ユースからトップチームへと上がるのは、もっと狭き門となる。トップチームの試合に呼ばれる意味を彼らは、しっかりと感じていた。輝く赤いダイヤモンドの原石が、様々な経験を積んで磨かれていく。

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