浦和フットボール通信

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【8/25 レッズ練習レポート】神戸戦に向けて良い調整ができている印象

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(Report by 河合貴子)

リーグとカップ戦で神戸3連戦の初戦に向けて

リーグ戦とルヴァンカップ戦でアウェイ2連戦、ホームでルヴァンカップ2ndレグとクラブ史上初の神戸3連戦を迎える。空が高く秋の気配を感じられるが、残暑厳しい8月25日。神戸3連戦に向けて練習が始まった。

戦線離脱している平川忠亮選手は、軽快なステップワークでリハビリメニューを熟していた。また、昨日は練習に参加した槙野智章選手が、脚の張りを訴えて室内で別メニューの調整となった。午前中、リハビリと治療に専念した槙野選手は、念のために大事をとってMRI検査を行った。明日の脚の状況を見て、練習参加と神戸戦の判断をする。また、日本代表に関しては、日曜日に代表のドクターによりメディカルチェックが予定されている。

アップ後、練習生と参加しているユースで高校2年の橋岡大樹選手は、コンディション調整しながらミニゲームの出番を待っていた。

神戸を想定して行われたハーフコートのミニゲームは、両サイドの幅を約5m短くして行われた。ビブ組は、GK西川、DF森脇、那須(遠藤)、遠藤(阿部)、MF宇賀神、阿部(青木)、柏木、武藤、李、FW興梠。ビブなし組はGK大谷・岩舘、DF永田、イリッチ、加賀、MF梅崎、伊藤、青木(駒井)、駒井(橋岡)、高木、石原、FWズラタンだった。

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1本目の立ち上がりから主導権を握ったのはビブ組みあった。DFラインを高めに取り、コンパクトに保ちながら前線から激しいプレスを掛けていった。そして、リズミカルなパス回しから武藤雄樹選手の折り返しから李忠成選手が綺麗にシュートを流し込んだ。

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さらに、那須大亮選手からの縦パスを受けた興梠慎三選手がボールをキープすると宇賀神友弥選手が左からエリア内に走り込んで出来た。興梠選手からパスを受けた宇賀神選手が、角度の無いところからニアーへ叩き込んだ

主導権を握られたビブなし組であったが、奪ってから縦に早い攻撃を見せる中、ビブ組のDF陣のクリアーボールを拾った梅崎司選手が左斜め45度付近から豪快なミドルシュートを叩き込んだ。

前線からプレスを掛けて攻守の切り替えが早いビブ組に対して、ビブなし組はマンツーマン気味で球際に厳しいプレスを掛けていた。退き気味にボールを受けた武藤選手が厳しいプレスを掛けられて、攻撃的なプレーが遅れてバックパスを選択すると、ミシャ監督はフリーズを掛けて「武藤!!良く見て!!関根は声を掛けろ!」と相手の激しいプレスを受ける前に、コミュニケーションで逆サイドへとスムーズに展開することを要求していた。

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2本目は、那須選手に代わり、橋岡選手がミニゲームに参加。那須選手のポジションに遠藤航選手、遠藤選手のポジションに阿部勇樹選手、阿部選手のポジションにビブなし組から青木拓矢選手が入った。

橋岡選手はビブなし組の右ワイドを任され、右ワイドでプレーしていた駒井選手は、青木選手が抜けたボランチのポジションへと変更して行われた。

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2本目は、立ち上がりからお互い譲らない激しいプレーで一進一退の攻防が続いた。ビブ組は、両ワイドが下がり5DFを形成しながらも守から攻への切り替えも早く、タイミング良く関根貴大選手や宇賀神選手がサイドから崩しに掛かって行った。

だが、先手を取ったのはビブなし組であった。石原直樹選手が思い切りの良いゴールが決まるとビブなし組がゲームを支配していった。そして、橋岡選手のクロスをズラタン選手が落とし、タイミング良く走り込んだ梅崎選手のシュートがラストゴールとなって練習が終わった。

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槙野選手が不在の中、森脇選手が左のストッパーを任されていたが、ビブ組のDFラインは遠藤・那須・森脇トリオ、阿部・遠藤・森脇トリオの2パターンの組み合わせで練習が行われた。ワールドカップロシア大会最終予選で代表が抜けるなど、有事に備えての準備も出来た。神戸3連戦の初戦に向けて、良い準備が出来ていると感じられる練習であった。

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