浦和フットボール通信

MENU

【選手ミニコラム】「さらなる結果を求めて」高木俊幸選手

tak_9344_r
(Report by 河合貴子)
「レギュラーの座を掴みたい」ずっと悔しい思いを胸に秘めて来た。

チームが勝つことはもちろんであるが、試合でゴールと言う目に見える結果を高木俊幸選手は求めていた。

リオデジャネイロオリンピックサッカー日本代表で興梠慎三選手が不在となった時期に、試合出場チャンスが回って来た。だが、どんなに周囲がプレーのクオリティを評価しても、自分自身が納得出来るものではなかった。練習中から切れ味鋭く「ゴールを決めるんだ!!」と果敢にゴールへと向かっていった。

そして、代表選手が不在の中での連戦となったYBCルヴァンカップ準々決勝で再び巡ってきた試合出場チャンス。これまでの思いをありったけの力を籠めて、今シーズン初ゴールをアウェイの神戸で決めると、「あのゴールがあったから冷静になれた」とホームの神戸戦で先制点を叩きだしたのだ。波に乗る高木選手は、追加点も決めてた。本人が求めて来た結果をこの2試合で出してきた。ピッチには、自信に満ち溢れる頼もしい男の顔があった。

「カップ戦では、良い結果で終われた。次は、連敗中のリーグ戦だ。気持ちを引き締めてやりたい。残り7試合、全て勝っていかないと2ndステージを獲る可能性が難しくなる。鳥栖戦は、重要な試合だ。鳥栖は、凄く堅守で手強い相手だ」と厳しい口調で話した。

tak_0040_r

だが、「自分は、前を向いて仕掛けられる。人を引きつけることが重要だ。パスワークはいつも通りだが、パスだけでは崩せない。パスワークの連携で、少なからず相手のDFがズレてくる。ズレたところの隙を突く。ボールを獲られた後の切り替えで、すぐに獲り返せば相手の守備に穴が空く。守備をセットされたら攻撃が上手く出来なくなる。穴が空いたら、生まれるゴールの確率が高い。狙って行く!」と一言、一言を噛み締めながら高木選手は話していたが、目はギラギラと闘志に溢れていた。

そして、「得点が獲れ出すと弾みになる。でも、リーグ戦で結果を出してない気持ちがある。満足仕切れてない。結果を出して、チーム勝てれば為るようになる。リーグ再開が、自分に取っては大事な試合だ」とリーグ戦での今シーズン初ゴールを狙う。

カップ戦で2試合連続ゴールを決めて、自信溢れる高木選手を止めることは至難の業だ。鳥栖戦の前日練習のミニゲームでも好調をアピールしていた高木選手。リーグの鳥栖戦でもゴールを決めたい思いが伝わって来た。さらなる結果を求めて高木選手は、堅守の鳥栖に果敢に挑み、撃破する。

ページ先頭へ