浦和フットボール通信

MENU

【9/23 レッズ練習レポート】興梠復調の4ゴール!主力組が多彩な攻撃力を魅せるつける!

tak_0925_r

(Report by 河合貴子)

ミニゲームで、多彩な攻撃力を魅せつける

停滞する秋雨前線の影響でぐづついた天気となった9月23日。ミーティングを終え、午前11時過ぎから広島戦に向けての練習が始まった。両足の張りを訴えてFC東京戦を回避した槙野智章選手は、今日も別メニューで調整となった。

アップ中にポツポツと降り出しだした雨は、ミニゲームが始まるとその激しさを増していった。少し肌寒く長袖の練習着を着る選手が多い中で、何故か森脇良太選手と伊藤涼太郎選手はノースリーブで参加。森脇選手からは、熱気に帯びた湯気が身体から発せられ、熱のこもったプレーに見ている方も暑くなった。

恒例のミニゲームは、次節対戦する広島を意識して3-4-2-1のミラーゲームとなった。ビブ組は、GK西川、DF宇賀神、遠藤、森脇、MF関根、阿部、柏木、駒井、高木、武藤、FW興梠。ビブなし組は、GK大谷・岩舘、DF永田、那須、イリッチ、MF平川、青木、伊藤、加賀、石原、李、FWズラタン。

tak_1252_r

この組み合わせで1本目がスタート。「ラインコントロールをして~!」とミシャ監督から声が掛かると、ビブ組はDFラインを高く保ち前線から激しくプレスを掛けていった。

ファーストシュートは、ボールをインターセプトして縦に早い攻撃を見せたビブなし組のズラタン選手であった。だが、立ち上がりから主導権を握ったのはビブ組であった。

DFラインに阿部勇樹選手が下がると森脇選手と宇賀神友弥選手の両ストッパーがサイドの高いポジションを取り、高い位置でボールを奪いショートカウンターの速攻と後ろからボールを回しながらリズムを作る遅攻を織り交ぜていった。

tak_0888_r

先制点は、ビブ組の高木俊幸選手が左斜め45度付近から豪快なシュートを決めた。

主導権を握られたビブなし組は、両ワイドが下がり5DFを形成。しかし、退き気味にパスを受けた武藤雄樹選手から柏木陽介選手へ、柏木選手がゴール前で興梠慎三選手へ、興梠選手は冷静かつお洒落にヒールシュートを決めた。

更に、武藤選手からスルーパスを、DFのマークを外すように斜めに走り込んだ興梠選手が裏に抜けだし3点目。

tak_1000_r

高木選手からの横パスを受けた興梠選手の落としに、阿部選手の強烈なミドルシュートが決まり4点目。

宇賀神選手から柏木選手を経由して、逆サイドから武藤選手が流し込み5点目。

阿部選手の縦パスを受けた興梠選手がDFを背負いながらもターンして放ったシュートが決まり6点目。右から、左から、中からと怒濤のようなゴールラッシュに、ビブなし組は防戦一方になってしまった。

2本目は前線の選手を入れ替え、また那須選手が別調整となり天野コーチが左のワイドのポジションに入り、ビブなし組はDF永田、イリッチ、加賀、MF天野コーチ、阿部、伊藤、平川、高木、石原、FW興梠。ビブ組は、DF宇賀神、遠藤、森脇、MF関根、青木、柏木 駒井、武藤、李、FWズラタンとなった。

メンバーが代わった2本目でも、立ち上がりから主導権を握ったのはビブ組であった。武藤選手がゴールを決めると、猛攻を仕掛けるビブ組みは波に乗り、左サイドへと流れた武藤選手から逆サイドの駒井選手へとピッチの幅を広く使いビブなし組のDF陣に揺さぶりを掛け、駒井選手からのゴール前へのパスがオウンゴールを誘った。

tak_0932_r

攻撃のリズムが作れないビブなし組は、興梠選手がDFライン近くまで下がって守備にまわるシーンもあった。何とか打開しようと、意表を突く阿部選手が放ったループシュートはクロスバー直撃!

永田選手も積極的に攻撃参加するシーンもあり、DFラインを押しあげていった。すると、徐々に流れはビブなし組へ。興梠選手のパスをタイミング良く受けた高木選手のシュートが決まった。

tak_1065_r

更に、パスを呼び込む絶妙な興梠選手の動きに合わせるような高木選手のパスが通り、角度の無いところから興梠選手のシュートが決まった。

「ラストゴール!」の声に両チーム一進一退の激しい攻防を繰り返す中、武藤選手のクロスのクリアーボールを拾った李選手からゴール前に飛び込んだズラタン選手のゴールが決まり練習が終了した。

1本目は、ビブ組は6ゴール、ビブなし組はノーゴール。メンバーを入れ替えて行われた2本目は、ビブ組は3ゴール、ビブなし組は2ゴール。ビブ組でもビブなし組でも興梠選手は、4ゴールを決めて好調をアピールしていた。

雨足が激しくなる中、柏木選手は日課のランニング、那須選手はフィジカル中心、平川選手はステップワークを含めたフィジカル、石原選手と青木選手は二人でロングフィード、岩舘選手を相手に武藤選手、駒井選手、関根選手、伊藤選手たちはシュート練習を行っていた。

tak_1164_r

最後までピッチに残り居残り練習の締めをくくったのは、青木選手と武藤選手の仲良しコンビのランニングであった。

広島戦まで、あと2日。今日のミニゲームで魅せたように多彩な攻撃力を広島戦でも期待したいところだ。

ページ先頭へ