【河合貴子の試合レビュー】今日のポイント「焦らずに闘い、FC東京に3度目の逆転勝利」
今日のポイント!!
YBCルヴァンカップ準決勝FC東京との第1戦、アウェイゴールを2点決めて2-1と逆転勝利し、10月9日ホームで優位な形で第2戦を迎えることが出来る。
前半からFC東京は、ハイプレスを掛けてゲームを支配して押し込んできた。浦和は、DFラインがズルズルと下がり苦しい展開を見せた。だが、決定的なチャンスを多く作ったのは浦和であった。主導権を握りながらもFC東京が放ったシュートは、たったの2本。浦和は、本当に我慢強い守備を見せていた。
後半、開始早々に失点すると浦和が猛攻を仕掛けた。だが、シュートまでは持ち込めない。前半とは真逆で、FC東京がシュートを撃たせない守備をして来たのだ。だが、浦和の選手たちに焦りはなかった。
興梠慎三選手は「後半始まって1点獲られてたが、リーグ戦で良いイメージがあったので、後半に相手がバテてくると思ったので、スペースを見つけて回しながらチャンスが来る感じがあった」
青木拓矢選手も「前半のチャンスで決まっていたら、もう少し楽な展開になったと思う。最初、勢いをもって出て来てくれていたから、(運動量が)落ちると思った」
遠藤航選手は「2失点目はやらない!みんなで声を掛けた。焦りは無かった」
9月17日にアウェイで3-1とFC東京に逆転勝利をした経験が生きていたのだ。
そして、高木俊幸選手が美しい同点ゴールを決めたところで攻撃のギアーが入り3分後に畳み掛けるように追加点が生まれた。
FC東京が放ったシュートは、8本!!後半、決定的なチャンスが多かったのはFC東京であった。
先制し守備を固めたFC東京に対して、主導権を握り攻撃的な浦和が後半に放ったシュートは、たったの2本!!このたったの2本のシュートが、浦和の勝利を呼び込んだ。
リーグ戦の経験を生かし、焦らずに闘った浦和の勝利だ。あとは、ホームでFC東京をしっかりと撃破して、決勝へと弾みをつけて挑みたい。