浦和フットボール通信

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<無料記事>レッズレディースに待望の浴室!レッズランドに『紅陽の湯』が完成。

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対談の際の約束実現で、地元パートナー企業「太陽」が選手専用浴室を贈呈

(Report by 河合貴子)
レッズレディースの活動の拠点であるレッズランドクラブハウスに、選手専用の浴室が完成した。以前は倉庫として使用していた15㎡のスペースに、シャワーが3つ、天井に設置されたレインシャワー、温冷交代浴が出来るように2つの浴槽が設置されており、しかもマッサージ効果があるジェットバスになっている。デザインもレディースの選手たちを意識して、赤を基調とした3種類のタイルで彩られて可愛らしく、壁はサッカーボールをイメージした六角形のタイルでアクセントが施されている。選手たちにとっては、本当に嬉しい待望の浴室だ。

レッズランドの土手を越えて、ピッチに向かうと気温差は明らかである。真冬では、ペットボトルのドリンクが氷るほどである。

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キャプテンの後藤三知選手は「冬場は気温が下がり、土手を越えると冷気が集まるのか、グッと下がる。足の指の先が凍る感じで、動き出したら忘れてプレーするけど、終わると汗と一緒に冷え込む。シャワーでは、芯から冷えたものが温まらない」と話していた。

過酷な環境の中で練習をするレッズレディースの選手たちに温かい手を差し伸べたのは、建築物の改修設計及び施工業務や改修・維持・保全などのコンサルティング業務をしている、地元さいたまの企業である(株)太陽であった。

 

(株)太陽は、レッズレディースを応援しているパートナー企業だ。阿部悠久子代表取締役と後藤三知選手、猶本光選手の対談の中で、阿部代表取締役から欲しい物を訪ねられた二人は、「湯船があったら・・・」とお願いしたところ阿部代表取締役が「私に任せて!」と快諾して頂き実現したのだ。

阿部代表取締役は「雨の日も雪の日も、泥だらけになって練習してお風呂に入って温まりたいと言う話しを聞いた時、お風呂がないと言うことに本当にビックリして、それは入りたいわよねと簡単に良いわよと引き受けました。これを機会に、いつも頑張っているみなさん、学生さんだったり、お仕事して練習に参加するみなさんに少しでも筋肉の張りを取って頂いて次の日に備えて頂ければ良いと思っています。これからも、しっかりと応援していきたいと思います」と温かい笑顔を魅せた。

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また、(株)太陽の持田執行役員からは「僕は、高校までサッカーをしていました。浦和南高校が強かったころです。当時は、「埼玉を征するものは全国を征す」と言われていました。レッズレディースもさいたま・浦和でやる以上は、日本一を目指してやって欲しい。レッズの赤のタイルと壁はサッカーボールを見立て六角形にしました。365日、サッカーを忘れないで欲しい。さいたま・浦和にレッズレディースあり!で作らせてもらった」と浴室にはさいたまのサッカー魂が籠められていた。

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浦和レッズ淵田敬三代表は「とても良い贈り物を頂き、さらに飛躍・発展したい。レッズランドも10年ちょっと経ってピッチも改善出来た。ハイブリッドの芝を入れたり、人工芝も張り替えた。練習するベースが上がった。選手たちは練習後はシャワーを浴びていたが、踏み込んで投資する状況ではなかった。レディースは、成績で伸び悩んでいるが、一段レベルアップしてチャレンジ出来る状況が出来た」と恐縮しながらも浴室のプレゼントに嬉しそうであった。

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チームを代表して浴室のお披露め会に出席した後藤選手は「感謝の気持ちをサッカーを通じて表現したい」と話した。そして、嬉しそうに「レッズの紅と(株)太陽の陽を合わせて『紅陽の湯』にしました」と選手たちで話し合って決めた浴室のネーミングを披露した。

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入り口には、白と黒の暖簾が掛けられ、脱衣所も落ち着いた雰囲気である。「みんなもう集まって、ワイワイ、キャーキャーだった」と後藤選手は話した。疲れを癒やすのは、やっぱりお風呂が一番である。可愛らしい浴室では、ガールズトークも炸裂するだろう。これでチーム力をアップして、支えてくださった皆様にしっかりとピッチの上で勝利と共に感謝の気持ちを届けたい。

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