浦和フットボール通信

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【選手ミニコラム】日本ハム・西川選手のサヨナラ満塁ホームランに刺激を受けた駒井

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(Report by 河合貴子)

「イメージだけなら、既に10点を獲っている」

練習後の取材対応中に「チャンピオンシップ」のことを「クライマックスシリーズ」と言い間違ってしまった駒井善成選手。10月27日に開催されたプロ野球日本一を決めるSMBC日本シーズン2016日本ハム対広島戦をTVで熱くなって見ていたのだ。日本ハムは、9回裏ツーアウト満塁で西川遥輝選手の満塁ホームランで劇的勝利を収めて日本一に王手を掛けた。

駒井選手は「満塁ホームラン!あの場面で撃った選手は、相当に気合いが入っていた。王手を掛ける存在に僕がなりたい」と力強く話した。

「巨人ファンの人がいたら申し訳ない」と言って「僕は、阪神ファンです。お父さんもお爺ちゃんも阪神が好き。阪神は、残念だった。最後、中盤に掛けて失速した」と悔しそうに話していた。

また、2015年に右打者の最多安打記録とプロ野球史上初の本塁打王、盗塁王とトリプルスリーを獲得したヤクルトスワローズの山田哲人選手の名前をあげて「ヤクルトの山田くんは、3冠。同い年で活躍している」と話した。

同じプロとは言え、野球とサッカーでは全く違う。だが、トップアスリートとして試合に勝ちたい気持ちや活躍したい気持ちは同じである。駒井選手は、プロ野球の選手からかなり刺激を受けていた。

「移籍して1年目で、優勝争い出来るのは凄く嬉しい。正直、浦和に来る時にベンチに入れるかな?ってベンチ覚悟で来た。優勝を掛けた闘いに自分が出ると思ったら充実している。もちろん、ウメ君(梅崎司選手)とウガ君(宇賀神友弥選手)が怪我して、二人の分まで頑張るが、チャンスを掴むことが大事だった。アピール出来れば、脅かす存在になれる。ベンチメンバーを含めて、チュン君(李忠成選手)も点に絡む活躍を魅せたし、ズラも(ズラタン選手)那須さんも(那須大亮選手)青木君も(青木拓矢選手)相乗効果が出ている」と掴んだチャンスの手応えを感じながら話していた。

駒井選手は「イメージだけなら、既に10点を獲っている」と苦笑いしていたが、その目はゴールという結果を求めていた。

日本ハムの西川選手のサヨナラ満塁ホームラン!に刺激を受けた駒井選手。ゴールを決めるイメージだけでは終わらない。気持ち込めて王手を掛ける存在感をピッチで魅せる。さあ年間首位まで2試合だ!果敢なドリブル突破で駒井選手はゴールを目指す。

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