浦和フットボール通信

MENU

心が沈みがちになるが「ファイト!一発!」力を合わせて乗り切ろう【河合貴子のレッズ魂ここにあり!】

J開幕から浦和レッズを追いかけている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

各自がやれることをやるしかない

感染拡大していく新型コロナウィルスの報道を見るたびに、「はぁ~」と大きな乾いた溜め息が出てしまう。Jリーグが中断されて、すでに1カ月が過ぎた。最初に中断が決まったときには、「1、2週間が山場」と言われて3月18日までの延期とされていた。それが、4月3日となり、さらにJ3、J2と段階を踏んで、J1は5月9日に再開する予定となった。

最初の中断決定のときには、「4月ぐらいになれば新型コロナウィルスの影響は終息して再開できるだろう」などと勝手に思っていたが、事態はさらに悪化してしまった。奪われたのは、何気ない日常生活だけではない。尊い命までもが、奪われていく。悲しい現実を目の当たりにして、本当に5月に再開できるのかと疑心暗鬼になってしまう。

再開に向けてJリーグ及び各クラブが、最大限の準備をしていく中でも新型コロナウィルスの感染は止まらない。3月30日には、神戸の酒井高徳選手の感染が公表された。神戸の公式ホームページに掲載された酒井選手のコメントは、「今回はサポーターの皆さんや一般の方々、全選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません。皆さんが日頃から、一生懸命に予防や対策をされてる中、自分もプロフェッショナルという精神を掲げ仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活をしておりました。しかし、それでも、このようなことになり、大変情けなく思っております。今、自分から発信できる事は、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるかわからないという事です。感染してしまった以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません…多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、すべての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません」であった。

試合再開に向けて万全な準備を酒井選手もしていたはずだ。胸が締めつけられた。感染経路は不明とされている。どんなに細心の注意を払い予防していても、誰でも感染する可能性があるのだ。悪の元凶は、新型コロナウィルスだ。酒井選手を始め感染した方々の回復を心より願い、そして命をおとされた方々のお悔やみを申し上げます。

状況が刻々と変化していく中で、リーグ再開の最終手段は無観客試合だ。今後のJリーグの動向を見守るしかない。ただ1つお願いがあるとしたら・・・。最終手段の無観客試合になった場合、選手・スタッフはもちろん、無観客試合に関わる人々がPCR検査を受けて陰性であることを明確にして行ってほしい。無症状で感染していることに気が付かないで、感染を拡大させてしまう場合があるからだ。特にアスリートであるサッカー選手たちは、ハードなトレーニングや試合で免疫力は低下すると言われている。酒井選手のような思いを浦和の選手たちだけでなく、他のクラブの選手たちやサッカー関係者にしてほしくない。感染を予防するために、本当にできるだけの対策をするべきである。

心が沈みがちの中、宇賀神友弥選手のInstagramやレオナルド選手と奥様のtwitterで癒やされた。大正製薬(株)との浦和レッズパートナー契約の締結のニュースもうれしかった。Jリーグの再開を信じて、今は各自ができることをやるだけだ。「ファイト!一発!」みんなで力を合わせてこの局面を乗り切っていこう!

 

この投稿をInstagramで見る

 

小野伸二チャレンジ 勝手に自分で言ってます。笑 伸二さん今度教えてください #浦和レッズ#宇賀神友弥#小野伸二#トラップ#エスフォルソフットボールスクール

宇賀神 友弥(@ugajin.no3)がシェアした投稿 –

 

Q. フットボールアンクルについて詳しく教えて下さい。

A. フットボールアンクルは、足関節後方インピンジメント症候群と足関節前方インピンジメント症候群があります。サッカーでは、足関節後方インピンジメント症候群の方が多いです。簡単にいうと、人間には一人一人関節を動かす可動域があります。

低屈は、足の裏の方に曲げるインステップの動作です。背屈は、足の甲の方に曲げるグッと踏み込む動作です。低屈は40度。背屈は45度といわれています。それ以上の角度が強制されると骨と骨がぶつかります。サッカーでボールを蹴る瞬間やバレーで爪先立ちするポイントの姿勢などで、正常の可動域以上の動作により痛みが生じることになります。

足の後ろ側が痛くなると、足関節後方インピンジメント症候群。足の前側が痛くなると、足関節前方インピンジメント症候群です。また、捻挫などで足首がゆるくなってしまった外傷がきっかけとなって発症することもあります。たかが捻挫ですが、何回も繰り返すと緩んでしまうのでケアが必要です。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科
http://www.kawakubo-clinic.j

パートナーサイト

ページ先頭へ