浦和フットボール通信

MENU

攻守が一体になったトレーニング レオが得点量産宣言【沖縄キャンプ3日目まとめ】

リカルド・ロドリゲス新監督を迎えて2021シーズンに挑む浦和レッズは、24日から沖縄入り。金武町フットボールセンターでの沖縄キャンプを行っています。新たな監督の下で、どんなチームが構築されるのか、全日現地より、轡田哲朗氏によるキャンプレポートを浦レポで掲載します。

追い込む守備と引き込むビルドアップ 攻守が一体化したトレーニングに【沖縄キャンプレポート3日目】

ユースや若手同士で固まらない方が、多分いい

浦和レッズは26日も沖縄県でのトレーニングキャンプにおける2部練習を実施した。昨日もお伝えしたとおり、すでにリカルド・ロドリゲス監督の戦術的な要素をサッカーの部分で落とし込むトレーニングがメインに行われていて、「キャンプ=体作り」という感じのメニューはほとんどない。とはいえ、決して肉体的な負荷が軽くは見えないので、こうやってサッカーの動きの中でシーズンを戦えるフィジカルコンディションを向上させていくというのが、リカ監督のやり方のようだ。

その中で気になったことが1つあって、ウォーミングアップの時には、2人が手をつないだ状態でボール回しをするだとか、ちょっとしたチームビルディングと言えるようなものをやっていたのだけど、その時にユース出身同士で固まって組んでしまっているとか、若手同士で組んでいるのなどを見ると、ちょっともったいないなという感覚があった。というのも、奇数になってしまった関係で余った宇賀神友弥は平川忠亮コーチと組んでいて、若手から「やりましょうよ」と言ったら絶対に断らないような選手なのだから、思い切ってコミュニケーションを取りにいった方が良いだろうなという感覚はあった。

 

レオナルドがゴール量産宣言!リカルド監督から求められたノルマとは

昨年設定した23ゴールを再び目指す

透き通るような青空の下で、沖縄キャンプ3日目のボールを使った午前練習が約2時間にわたり、みっちりと行われた。現地の浦和のスタッフによれば、「長袖でもちょっと暑いぐらい」と話すほど好天に恵まれる中で6対6プラスフリーマンのボール回しや10対11(GKを入れた)の守備を中心としたビルドアップも行われたそうだ。

テレビ埼玉の「REDSTV GGR」のキャスター水内猛氏によれば、4-4-2のシステムで守備のはめ方の練習などをしたそうで、西大伍選手がボランチを任されたり、レオナルド選手と明本考浩選手が2トップを組んだそうだ。詳しいことは、もちろん金曜日放送の「GGR」を楽しみにしてほしいが、浦レポの轡田氏の記事もお楽しみにしてほしい。

「コンニチハ!」と元気いっぱいにZOOM取材に登場したのは、レオナルド選手であった。

「キャンプは3日目ですけれど、すでに大原でトレーニングを積んできていますので非常に良い練習ができています。今年のスタイルは、よりサッカーらしいというスタイルだ。そこに全員で慣れていく、大事なプロセスの途中です」と笑顔を見せた。

レオナルドが新加入の西大伍を「私の好きなスタイルの選手」と評価した理由

加熱するポジション争いも歓迎

昨年、新潟から移籍してきたレオナルド選手にとって、浦和1年目の不慣れな沖縄キャンプで、エヴェルトン選手やマウリシオ選手、ファブリシオ選手とブラジル出身の選手たちがいたことは、大きな心の支えになっていたはずである。ブラジル選手たちが揃って楽しそうに居残りランニングをする姿を見かけた。だが、今シーズンはブラジル国籍の選手はレオナルド選手たった一人になってしまった。

「ブラジル人が他にいないということ自体は、寂しくないです。寂しいのは、(浦和を)出て行ったブラジル人が、浦和に似合う力があったんだけど去ってしまったところだ」と本当に悲しげな表情をし「だけど、それはクラブの判断であり、自分ではどうすることもできない」と歯がゆい気持ちを口にした。

戦術的な要素をサッカーの部分で落とし込むトレーニングがメインに行われる【沖縄キャンプ写真ギャラリー】

ページ先頭へ