浦和フットボール通信

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制限解除されるJリーグで気をつけてほしいこと【河合貴子のレッズ魂ここにあり!】

J開幕から浦和レッズを追いかけている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

withコロナのJリーグ

暦も変わり、浦和にとっては過酷な4月の幕開けである。インターナショナルマッチウィークも明けてJリーグが再開するし、タイでACLも開催される。再開初戦は、アウェイの北海道コンサドーレ札幌戦だ。新型コロナウイルスの感染拡大の措置として実施されていた『まん延防止等重点措置』が解除され、試合会場となる札幌ドームでは収容制限はなくアウェイ席もある。さらに、会場内でのアルコールの持ち込みや提供も解除された。約3年ぶりに入場制限などが解除されたのは、本当に嬉しい限りだ。とはいえ、依然コロナ禍の状況は変わらない。第6波が収まりつつある中、3月31日時点で日本全国の感染者は5万人を優に超えている現状があることを忘れてはならない。

試合を運営する札幌側は、Jリーグが定めるプロトコルに基づき感染防止対策に取り組んでいる。マスク着用はもちろん、待機列のソーシャルディスタンス(できるだけ2m、最低1m)、声を出しての応援や指笛、ブーイング、ハイタッチ、肩を組むことも禁止されている。1日でも早くコロナ渦が収束して、サッカーを愛する人々が自由に応援出来るスタジアムを取り戻したいのであれば、札幌の運営側が定めるルールに従ってほしいところだ。

アルコールが入り、酔った勢いでタガが外れてしまったりすることがないように、試合に熱くなりすぎてつい声を出したりブーイングや指笛をしたくなる気持ちは分かるが、心は熱く頭は冷静になってほしい。

札幌戦に参戦する浦和を愛する人々は、感染防止対策への理解とご協力をお願いしたい。1人、1人が高い意識で行動すれば、スタジアムに響き渡る歌声も取り戻せるはずだ。

そして余談であるが、コロナ渦を利用した悪徳商法には充分に注意してほしい。『ストップ!詐欺被害!』これは、我が家で3日前に実際に起きた話である。今年で90歳になる母が「北海道から海鮮セットが届くことになった。コロナ渦で観光客が減って売れなくて困っているんだって!通常よりもお買い得で販売しているそうで、品物も良いそうだし、人助けだと思って注文した。代金は佐川急便さんの代引きだって」とニコニコ笑顔で嬉しそうに言い出したのだ。

突然の母の話に、正直驚いた。母に事情を聞いたところ、『北海道の海鮮市場』から電話があったそうだ。担当者が「以前、当市場でお買い上げ頂いた方の伝票を基にお電話をさせていただいた」と話し、私の名前を母に告げ、コロナ禍で売り上げで減り是非とも協力してほしいと懇願してきたそうだ。そして、「商品には自信があり、以前に貴子様にご購入して頂いておりますので3万円のところを1万6千円で特別価格で販売いたします」。

確かに私は、札幌の『二条市場』や『中央卸市場場外』、小樽の『三角市場』で海鮮を購入したことがある。だが、『海鮮市場』と曖昧な表現するところに行った覚えもないし、母の話を聞いただけで怪しいと疑った。「絶対に、悪徳業者だ。一種の詐欺商法だよ。今ならクーリングオフでキャンセルできるから断ろう」と母に言うと、「どうして、あなたは人を疑うの?!コロナ渦で助けたいという気持ちはないの?」などと口論になってしまった。

そこに、今年95歳になる父が登場し「親をバカにしているのか!!騙される訳がない!」「人道支援の意味を考えろ!」と、お恥ずかしい話しであるが、話がさらに泥沼化していく始末だ。擦った揉んだしたあげく「業者に電話してキャンセルしたいって言ったら、もう発送の手配したらキャンセルできないって言われるよ」と言って業者の電話番号を聞き出し、高齢の両親が止めるのも聞かずに強引に『北海道の海鮮市場』と名乗る担当者へ電話をしたのだ。ちなみに、業者の電話番号は携帯であった。ますます怪しい。そして、業者にあれこれと質問すると・・・。『北海道の海鮮市場』は、札幌の中央卸売りセンターの中にあるそうだ。「中央卸売り市場は知っているが、センターは知らない」と告げると「同じだ。中央卸売市場の何店舗かが、協力して遣っている」と言う。電話が携帯なのは、コロナ禍でリモートだからだ。

商品の中身は、「鮭1.2㎏、ホタテ、松前漬け、サンマなどいろいろな自慢の品揃えで、3万円を泣く泣く1万6千円に値引きしている」と言う。どう考えても時鮭の切り身や高価な蟹、いくら、ウニなどが入らないと3万円の品物にはならない気がする。

「母が納得して注文致しましたが、キャンセルさせて欲しい」と言うと、やっぱり「もう佐川急便さんに発送の依頼をしたので・・・」とごねる。「では、商品の内容をホームページで確認したい」と言うと「ホームページがないので、こうして以前にお買い上げ頂いたお客様の伝票を基にお電話をさせて頂いている。代引きですし、商品が届いて中身を観てもらって気に入らなければ佐川急便さんにそのままお持ち帰りしてもらってください」と言う。すごく巧妙な手口だ。箱を空けたら最後、終わりだと思った。

そこで「私が、何年の何月何日にお宅で何を購入したのでしょうか?伝票があるのならお分かりですよ。教えてください」と言うと「私は、販売担当なので分からない」と切り替えして来る。「そもそもキャンセルができないなんておかしい。クーリング・オフ制度があるはずだ。それに、インターネットに『北海道の海鮮市場』迷惑電話、悪徳商法と載っていますよ」と最後の切り札を突きつけると「チェ」と舌打ちされしばし無言に・・・。そして「うちの名前を使われて困っているんですよ。本当ですよ。まぁ、今回だけは特別に発送をキャンセルいたしますよ。本当にお買い得で、以前に買って頂いた方だからお電話したまでなのに・・・。悪徳業者と一緒にするなんて」と残念そうであった。

「本当に申し訳ないです。今度、北海道へ行ったら必ず『北海道の海鮮市場』にお邪魔させて頂いて新鮮で美味しい海産物を買わせて頂きます。お手間をとらせてすみませんでした。ありがとうございました」と電話を切った。

日頃か「私は、絶対に騙されない」と豪語していた母が、コロナ渦をたてにした悪徳商法に引っかかったのだ。商品が届き悪徳商法だったと分かったときに、泣き寝入りするしかなかっただろうし、高齢の両親の心に深い傷が残っただろう。未然に防げて良かった。しかし、腹の虫がおさまらない母は、「被害に遭われる方がいるかもしれない。悪徳業者を取り締まってください」と警察に電話したのだ。

実際に被害に遭っている状態でもなく、現時点で悪徳商法だと立証することは難しい。私も警察の方とお話させて頂いたが、様々な手口で悪徳商法は抜け道を作っているそうだ。確かに、『北海道の海鮮市場』の担当者は、「発送を手配したので・・・」と言葉を濁して「キャンセルできない」とは一言も言ってない。言葉巧みに「キャンセルできない」という心理へと追い込むのだ。

念のためにと警察も『北海道の海鮮市場』の担当者の電話番号を控えていた。そして「おそらく悪徳商法だと思うので、ひょっとしたら強引に海鮮セットが届くかもしれないから、代引き料金を絶対に払わないでください。箱は絶対に開けないで配送業者に持ち帰ってもらってください」と指導を受けた。警察としたら「とにかく、悪徳商法に引っかからないように注意してください」としか言えないそうだ。騙されるのは、高齢者だけとは限らない。どうか、みなさまもご注意ください。

何事にも注意喚起をしたがる、河合でした。

Q. 「シーバー病」になってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか?

A. 基本は、スポーツの抑制と足の裏やふくらはぎのストレッチです。それとスポーツを終えたあとのアイシングです。スパイクや靴の中にインソールを入れて支えてあげると、クッションで衝撃を和らげることができます。

Q. 選手たちのスパイクのインソールも特別に作られたものを見かけることがあります。

A. 例えば足底腱膜炎の場合は、踵に負担がかからないように土踏まずを支えるようなアーチサポートを入れます。ただ、アーチを入れすぎても他の場所が痛くなってしまうので、足に合ったものを使いましょう。履くシューズ選びも大切なことです。シューズとの適合性もあります。

川久保誠 profile
1981年慶應義塾大学医学部整形外科教室入局。93年医学博士。94年英国リーズ大学医学部大学院へ留学、修士課程修了。96年より慶應義塾大学病院膝関節・スポーツ外来担当。東京歯科大学市川病院整形外科講師を経て2004年4月より川久保整形外科クリニック院長となる。浦和レッズレディースのチームドクターも務めた。

川久保整形外科
http://www.kawakubo-clinic.j

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