浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「強い気持ちを持って」(9/23)

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

強い気持ちを持って

敗戦が続くと、誰だって自信を失くしてしまう。試合中に選手がミスを恐れてボールを貰う顔出しの動きが少なくなったり、シュート場面でも慎重になり過ぎてシュートが打てなくなってしまったり、プレーにダイナミックな動きを失ってしまう。そうかと思うと、何とかしないといけない焦りから、チームのバランスを崩す動きをしてしまったり、我武者羅に無駄なシュートを打ってしまったり、プレーが空回りしてしまう。ようするに、試合中の状況判断が出来なくなってしまうのだ。良い意味で開き直れれば良いが、そうは中々いかないものである。これこそ正に自信を失ってしまったチームが陥る「負のスパイラル」である。レッズが1999年11月27日にJ2に降格した時のシーズンを思い出してしまった。

残り8試合で15位と低迷している現状の中、小島秀仁選手は「新人で試合に出るプレッシャーはあったけど、今までに無いプレシャーを感じている。勝っている時はのびのびとプレー出来たが、勝たなきゃって思うとミスを恐れてしまう。もっと強いメンタルを持たないといけない。相手は気にせず、自分達が100%全力を出し切れば良い」と胸中を話してくれた。エスクデロ選手は「全員が闘えば、勝利する事が出来る。誰か一人がサボったら駄目、あの時もっと走ってれば良かったとか・・・後悔しないようにしたい。辛い思いをサポーターに味わせてはいけない。僕も味わいたくない。笛が鳴って0.1秒からロスタイムまで全力を注げる。今の状況を僕らが打開しないといけないんだ!!」と自分自身に言い聞かせる様に強い口調で話してくれた。

チームの中でJ2降格を経験しているのは、ペトロビッチ監督、土田コーチ、広瀬コーチ、山田暢久選手、柏木陽介選手達である。山田選手も柏木選手も「あと8試合もあるという気持ちでは駄目だ。あと8試合しか無いんだ。試合数が少なくなって思い切ったプレーが出来なくなる」と自分達の経験談を選手ミーティングで話したそうだ。J2降格という辛くて悲痛な経験は、経験談として話だけで終わるのではなく、今こそチームで生かされるべきだろう。あと8試合、目の前の1戦々を闘い抜き勝ち点を積み上げて行くしか道は無い。勝ち点が積み上がって行けば、失った自信を取り戻す事が出来るだろう。

5月21日ホームで2-2と引き分けとなってしまった鹿島戦を振り返り、宇賀神友弥選手は「2失点、自分のミスでやられた。ボールの来る前のポジショニングで防げた失点だった。チームが追いついてくれたが、自分がゲームを壊したと今でも思っている。しっかりとプレーをする事で恩返しじゃないけど、そう言う思いが強い」と目の前の1戦である鹿島戦に向けての意気込みを話した。

あと8試合!!ミスを恐れずに、なお且つ、しっかりとした状況判断のプレーが出来る様に強い意志を持って臨めば、自ずと道は開ける。愛するチームを信じて、最後の笛が鳴るまで選手と共に闘う!!

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