浦和フットボール通信

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河合貴子のレッズ魂ここにあり!「誰もが分かっている!この試合の意味を」(10/14)

J開幕から浦和レッズを追いかけ、ケーブルテレビのパーソナティなどで活躍をしている”タカねえ”こと河合貴子さんによる浦和レッズコラム。毎週、タカねえの独自視点の浦和レッズを語ります。

誰もが分かっている!この試合の意味を

リーグ戦第28節を終えて、不本意ながら15位と低迷するレッズは、勝ち点僅かに3差で14位のアルディージャと次節対戦する。勝利を収めれば、勝ち点は並び、得失点差でレッズが順位を上げる事になる。アルディージャとはダービー戦と言う意味合いもあるが、J1残留を懸けた重要な一戦となる。

試合前日の記者会見でペトロビッチ監督は「ここ数試合で自信と言うものも凄くついています。その自信を持って、全力で闘えば、私達のホームだし、沢山のサポーターがスタジアムに駆けつけて自分達に力をくれる。その力を自分達のものにして、ダービーはレッズの方に傾きます。埼玉スタジアムで勝ち点は与えません」と勝利を目指す強い気持ちを話し、ナビスコ杯で勝ち上がって来た勢い、手応え、自信をリーグ戦に繋げて行き、J1残留する為の布石としたい思いが伝わって来た。

プレシーズンマッチを含めて今季5戦目となるダービー戦を平川忠亮選手は「地域も近いし、全て分かりきっている同士で本当に難しい試合になる。ラファエルの出来次第でアルディージャの出来は左右する。チャレンジ&カバーで連動した守備をする。向こうより順位は下にいる。恐れる物は無く、勝って上に行く事しか考えていない。チームは良い流れで、良い雰囲気だ。ハードワークして必ず勝つと信じている。重要な試合である事は、選手も監督もサポーターも分かっている。普段のダービー以上にいろんなものが伸し掛かっている。今までの中で、一番勝たないといけないダービーだ」と闘争心を露わに話す。原口元気選手は「負けられない。当然負けちゃ駄目!!レッズが上に行かないといけない。純粋にアルディージャに勝つ事が重要」と話し、山田直輝選手は「ナビスコ杯があった事はでかい!!チームの雰囲気が良い。勝ち点3を取ってJ1に残っていかないといけない」とJ1残留の思いを口にした。ナビスコ杯で手応えを掴んだ梅崎司選手は「凄くチームの雰囲気も良いし、やっていて負ける気がしない。アルディージャに負けたらJ1降格が見えて来る。だからと言って、固くなってしまったら勿体無い。信じて、助け合って、一つになれば、このチームは負ける事はない。こんな時期に言うのは何ですが・・・。楽しんで闘って行きたい」と笑顔がこぼれた。柏木陽介選手は「行け行けドンドンになり過ぎず、良い所でボールを奪って今までして来た事を続けて行く。勝たないと、アルディージャだからと・・・。じゃなく、周りに惑わされず、勝てると言う自信を信じて行く」と冷静さを失わず勝利を目指す。

選手達の話を聞くと、それぞれの表現はあるが、ナビスコ杯のセレッソ戦、ガンバ戦でチームとして、連動した守備、攻守の切り替え、前線でボールが収まり、組織としての攻撃が出来る手応えを掴んだ事が分かる。この流れを断ち切りたくない思い。J1残留したい思い。勝ちたい思いが伝わって来た。

そして、この試合の持つ重要性をみんなが感じている。だからこそ、「浦和のプライド」を掛けて勝利を目指し最後の笛がなるまで一丸となって闘う。

photo by (C) Kazuyoshi Shimizu

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