浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】新潟戦に向けて良い手応え<青木、平川、西川、那須コメントあり>(2014/7/18)

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Jリーグ再開初戦、新潟戦に向けて

連日の猛暑とは、うってかわって気温26℃と涼しげな中、午後4時から練習が始まった。

いつも通りの鳥かご(ボール回し)と4人1組のパス練習のアップが終わると、ハーフコートでのミニゲームがはじまった。ビブ組はGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、鈴木(青木)、梅崎(平川)、李(梅崎)、柏木、FW興梠。ビブなし組はGK加藤・岩舘、DF濱田、永田、坪井、平川(関根)、MF関根(矢島)、青山(鈴木)、山田、関口、FW矢島(李)、阪野と分かれた。

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ビブなし組は、対戦相手の新潟の4-4-2の布陣をとり、青山拓矢選手が柏木陽介選手を、坪井慶介選手が李選手を、永田充選手が興梠慎三選手にタイトにマークをしていた。

ビブ組は、守備になった時に、ワイドの選手がDFラインに入り5DFとし、特に槙野智章選手、那須大亮選手、森脇良太選手が中央を締めるポジションを取り、ゴール前を固めていた。特に注目したいのは、5DFになった時に、ずるずるとDFラインが下がるのではなく、しっかりとDFラインを高い位置でキープしていた。そのため、GK西川周作選手の守備範囲もかなり広いものとなっていた。DFラインを押し上げて守備をするため、前線との距離間もよく、ボールを奪ってからDFラインから縦に早いボールが入ったり、前線からプレスを掛けて奪ってショートカウンターでシュートまで持ち込むシーンや、セカンドをしっかり拾って、2次、3次攻撃を仕掛けることが出来た。また、阿部勇樹選手が豪快なミドルシュートを決め、新潟戦に向けて良い手応えを掴んだようだ。ミニゲームは選手のポジションを入れ替えて2本行なわれた。

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青木「リーグ再開は、気持ちが違う」

1本目はビブなし組みで柏木選手にしつこいマークに着き、2本目はビブ組みで中盤のバランスをとっていた青木拓矢選手は「Jリーグの再開なんで、気持ちの部分が違う。新潟に勝てるようなプレーをしたい。攻守のバランスを考えて、前から連動していきたい。僕のポジションでセカンドボールを拾える、拾えないでは大きな違いが出て来る。セカンドボールを意識してやっていきたい」と中盤でのポジショニングの意識が高い。

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平川「ゲームをコントロールしていきたい」

2本目のゲームで右のワイドのポジションとなった平川忠亮選手は「やることはやったし、中断期間に準備は十分出来た。前半戦で良かった流れをチームでもう一度確認して入りたい」と慎重な構えを見せた。「新潟には、今シーズンナビスコカップで対戦して紙一重で勝った。相手にゲームコントロールされてしまった時間もあった。全員で闘い、ハードワークして相手に走り負けないようにしたい。守備の部分では、5DFでも3DFでも4DFでも相手の形に合わせて、相手の危険な所を潰すイメージ。コンパクトで高い位置からプレスかけて(ボールが)取れれば良い。自分たちが攻撃して、奪われた瞬間から高い位置で守備が始まるのが理想。もし、取れなかったらブロックを作る。90分、コミュニケーションをとりながらゲームをコントロールしていきたい」と新潟戦で主導権を握れるゲームを目指す。

西川「無失点にはこだわってやっていきたい」

Jリーグ史上、フリューゲルスとエスパルスが持つ連続無失点6試合のタイ記録が掛かる西川周作選手は「連続無失点を意識すると良くないが、無失点にはこだわってやっていきたい」と話し、「新潟は、前からプレシャーを掛けて来る。そこを掻い潜れば、チャンスがくる。走り勝てれば良いが、DFラインをキープしながら我慢の時間もある。相手が押し込んで来ても、どれだけ我慢が出来るかだ!守備範囲を広く保って行く」とDFラインを高く設定して相手の攻撃の目を摘む構えをみせた。

J再開初戦となる新潟戦は、3連休の初日。新潟からも多くの方々が、埼スタにやって来る。しかし、今日の練習を見るかぎり、新潟戦に向けて浦和は良い手応えを掴んでいると思えた。しっかりと新潟に勝ち、優勝へ向けて波に乗りたいところだ。

タカネェの今日のイチオシ!「那須大亮選手」

DFラインを統率する那須大亮選手!ミニゲームでは、周りに「上げるぞ!」と声をかけて意志統一を図り、また、DFラインから縦に早いボールを的確に入れたり、攻守に渡りリーダーシップを発揮していた。更に梅崎の右CKをヘッドであわせるも、惜しくも外れて「明日、決めるぞ!」と悔しがった。練習後、那須選手は「攻守において、距離と連携は重要。夏場対策として意識して中断期間練習をしてきた。間延びしてしまうとしんどくなる。前線を下げるよりも、ラインをコントロールして高くしたい。攻守においてコンパクトにする。後ろにいる自分が、一番周りのポジショニングが見えている。きつい時間こそ声をかけていく」と話した。守備はもちろんだが、後ろからの攻撃の組み立てとなるパスやセットプレーの那須選手の強さにも期待がかかる。

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